【2020/6/21】金はこれから5倍、10倍に上がる可能性がある

目次

【金を買え】$10000価格に上がる? Dan Takahashi 高橋ダン

金はこれから5倍、10倍に上がる可能性がある

現在の紙幣は金とは交換できないものの、通貨の供給量と連動する傾向にある

  • 日頃使っているお金などについて、定義などを定期的に振り返ることが大事
  • 金と交換のできる兌換紙幣は、700年の中国やモンゴルからはじまり、ヨーロッパでも使われるようになった
  • 1944年にブレトン・ウッズ協定によって、金1オンスを35アメリカドルで固定することを世界の国々が合意した
  • 当時はアメリカが第二次世界大戦後に強い立場であり、世界の金の50%以上を保有していたため
  • その後、アメリカが財政赤字となったことから、他国はブレトン・ウッズ協定の約束をとりやめていった
  • 1971年にニクソン・ショックが起こり、金をアメリカドルと交換する義務を放棄した
  • 現在のお金は不換紙幣といわれていて、金との交換ができないお金となっている
  • 交換できなくなったものの、1971年以来、金の価格は通貨の供給量(マネーサプライ)と相関して金額が連動している

コロナショックへの対策として今後通貨の供給量が増えると、金の価格も上がる可能性がある

(出典)FRED
  • 2019年11月までのデータで金の価格をドルの供給量(マネタリーベース)で割ったグラフを見ると、過去長い期間でみてかなり低い位置にいる
(参考) Forbes
  • その後、コロナショックの対策としてアメリカ政府は支援策として大量に通貨を供給してきている
  • 今後も、大統領選挙に向けて大量の通貨を供給するはず
(参考) Forbes
  • 過去をみても、通貨の供給量が増えると金の価格も連動して上下していることがわかる
  • そのため、現在の通貨の供給量の急上昇にともない、金の価格が上がっていくはず
  • 現在の金の価格÷マネタリーベースの割合は0.5だが、過去の平均は2.5、最高で5だったため、それぞれのレベルまで戻るとすると、5倍の5,000ドル、10倍の10,000ドルにまで金の価格が上昇する可能性がある
  • 積み立てを続けて、出口戦略としては5,000ドルまで行ったら半分を売って、10,000ドルまでの間は1,000ドルおきに少しずつ売っていくのがよい
  • 金は、供給量が限られているコモディティ商品のため、上昇するときには急上昇をする可能性がある

長期的な保険としての投資として、毎月の積み立てで金を買うのがおすすめ

  • 世界的な株式市場の乱高下や、新型コロナウイルス感染症の第二波などで不安が訪れると、金の価格は上昇する可能性がある
  • 世界では金に投資する人が多いが、日本では金に投資する人が少ない
  • 金はアメリカドルと逆相関をする傾向にあり、現在はアメリカドルは上昇しているため、短期的には1,600ドル程度まで下落する可能性がある
  • しかし、長期的にみると、金は上昇していくはず
  • 金を買う方法としては、を定期的に積み立てていくことが大事
  • 金のETFであるGLDIAUを買うのがおすすめ
  • おすすめのポートフォリオは、資産の50%を株式、20%を国債または現金、30%を原油や貴金属などのコモディティにするのがおすすめ
  • 30%の貴金属のなかで、15%を金、5%を銀、5%をプラチナ、5%を仮想通貨でもつのがよい
  • 金属の投資対象は現物(地金やコイン)、鉱山株、ドル建て、円建てなどで多様化してもつ
  • 株式も、インドやインドネシアなどで地域を多様化するのがおすすめ
  • CFD(差金決済取引)はおすすめしない

※筆者追記:貴金属に対するその後の考え方は、以下をご参考ください

経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート

高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、勉強ノートを作成することにしました。

高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!

高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。

書籍『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』の出版が決定!

2020年9月16日には、高橋ダンさんの初の著書である書籍『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』が出版される予定です。

書籍の内容については、こちらもご参考ください。

経済投資YouTuber高橋ダンさんのYouTube動画まとめ

高橋ダンさんの最新の動画のまとめはこちらをご覧ください。

また、カテゴリごとに分けた動画のまとめは、以下からご覧ください。

世界の金融市場

世界のニュース

心得

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

Recent Posts

読書ノート『「家賃0円・空室有」でも儲かる不動産投資』

「かぼちゃの馬車」事件で話題と…

12か月 ago

読書ノート『ハーバード式不動産投資術』

お仕事をご一緒する機会があった…

12か月 ago

読書ノート『スモールビジネスの教科書 実践編』

前作が非常に学びになったので、…

1年 ago

同志社大学政策学部で講義をしました!

2023年1月16日に、同志社…

2年 ago