【金を買え】$10000価格に上がる? Dan Takahashi 高橋ダン
金はこれから5倍、10倍に上がる可能性がある
現在の紙幣は金とは交換できないものの、通貨の供給量と連動する傾向にある
- 日頃使っているお金などについて、定義などを定期的に振り返ることが大事
- 金と交換のできる兌換紙幣は、700年の中国やモンゴルからはじまり、ヨーロッパでも使われるようになった
- 1944年にブレトン・ウッズ協定によって、金1オンスを35アメリカドルで固定することを世界の国々が合意した
- 当時はアメリカが第二次世界大戦後に強い立場であり、世界の金の50%以上を保有していたため
- その後、アメリカが財政赤字となったことから、他国はブレトン・ウッズ協定の約束をとりやめていった
- 1971年にニクソン・ショックが起こり、金をアメリカドルと交換する義務を放棄した
- 現在のお金は不換紙幣といわれていて、金との交換ができないお金となっている
- 交換できなくなったものの、1971年以来、金の価格は通貨の供給量(マネーサプライ)と相関して金額が連動している
コロナショックへの対策として今後通貨の供給量が増えると、金の価格も上がる可能性がある
- 2019年11月までのデータで金の価格をドルの供給量(マネタリーベース)で割ったグラフを見ると、過去長い期間でみてかなり低い位置にいる
- その後、コロナショックの対策としてアメリカ政府は支援策として大量に通貨を供給してきている
- 今後も、大統領選挙に向けて大量の通貨を供給するはず
- 過去をみても、通貨の供給量が増えると金の価格も連動して上下していることがわかる
- そのため、現在の通貨の供給量の急上昇にともない、金の価格が上がっていくはず
- 現在の金の価格÷マネタリーベースの割合は0.5だが、過去の平均は2.5、最高で5だったため、それぞれのレベルまで戻るとすると、5倍の5,000ドル、10倍の10,000ドルにまで金の価格が上昇する可能性がある
- 積み立てを続けて、出口戦略としては5,000ドルまで行ったら半分を売って、10,000ドルまでの間は1,000ドルおきに少しずつ売っていくのがよい
- 金は、供給量が限られているコモディティ商品のため、上昇するときには急上昇をする可能性がある
長期的な保険としての投資として、毎月の積み立てで金を買うのがおすすめ
- 世界的な株式市場の乱高下や、新型コロナウイルス感染症の第二波などで不安が訪れると、金の価格は上昇する可能性がある
- 世界では金に投資する人が多いが、日本では金に投資する人が少ない
- 金はアメリカドルと逆相関をする傾向にあり、現在はアメリカドルは上昇しているため、短期的には1,600ドル程度まで下落する可能性がある
- しかし、長期的にみると、金は上昇していくはず
- 金を買う方法としては、を定期的に積み立てていくことが大事
- 金のETFであるGLD、IAUを買うのがおすすめ
- おすすめのポートフォリオは、資産の50%を株式、20%を国債または現金、30%を原油や貴金属などのコモディティにするのがおすすめ
- 30%の貴金属のなかで、15%を金、5%を銀、5%をプラチナ、5%を仮想通貨でもつのがよい
- 金属の投資対象は現物(地金やコイン)、鉱山株、ドル建て、円建てなどで多様化してもつ
- 株式も、インドやインドネシアなどで地域を多様化するのがおすすめ
- CFD(差金決済取引)はおすすめしない
※筆者追記:貴金属に対するその後の考え方は、以下をご参考ください
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