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ニューヨーク滞在記㉙ニューヨークから東京へ、飛行機での帰国

Sep/20/2008 SAT 

睡眠6:00→8:15

短時間の睡眠にもかかわらず、自然とすっきりと目覚める。さわやかな朝だ。

今日は夕方のフライトだから午前中はゆっくりして少し余裕をもって空港に行こうかな。相方も起きていて、午前中はどっかに出かけると言いつつ、パソコンを開いている。

もうひと眠りするか、最後にセントラルパークでも散策しようかと考えて、とりあえず帰りのフライトの時間だけでも確認しておこうと思い、俺もパソコンを開く。

やっべ、てかフライト10:31じゃん!!今8:23、あと2時間!荷物も片付けてない!

まさかの不注意で、最終日の予定を勘違いしてしまっていた。。。しかも相方とふたりとも。相方と急ぎに急いでスーツケースにすべてを詰め込み、畳む。洗顔もなにもせずホテルをチェックアウトして、そのまま9:00にレッドラインに乗り込み111St.駅に向かう。111St.駅からラガーディア空港に行けることは昨日のうちに調べていた。

明らかに間に合わなさそうだ。バスは10:00にマンハッタンを抜ける。過ぎていく町並みが恋しい。けど間に合わなかったらどうしようと、ドキドキして複雑な気持ち。

まずチケットを発行しなきゃ。荷物チェックとボディーチェック、スーツケースを積み込んでゲートをくぐって、飛行機に乗り込むのには明らかに間に合わない。まずこのバスをどこで降りればいいんだ?

10:09に空港に着く。相方がすぐに近くのノースウェスト航空の看板を見つけた。ナイス!バスの止まった停留所で降りて走る。

早くフライトアテンダントさんに状況を報告しなくちゃ、と思い列に並ぶ。時間が迫る。んで、10:17。

発券窓口でチケットを発行しようとしたら、「30分前を過ぎたので係りの者にお問い合わせください」と表示される。なので、係りのおばちゃんに声をかける。少し待ったあとに、10:30の搭乗は無理だと言われ、25ドルを追加すれば11:30のチケットに変えられると話される。もともと予定を変更できないチケットだと思っていたので、すべてのチケットが無駄になると絶望を感じていたものの、変えられると言われて助かった。ぜひともお願いしますと申し出ると、ビザを出すように言われた。

次はビザだ。スーツケースを広げて探してもなかなか見つからない。絶対に入っているはずなのに。見かねておばちゃんはビザを再発行してくれた。本当にだらしない。。。次にスーツケースの重さをはかる。58ポンドだ。荷物が8ポンド超過しているので荷物を減らすようにと言われる。スーツケースを広げて、手提げに荷物を移すことで、なにも減らさずに機内に持ち込むことに成功した。

11:30に飛び立つ飛行機に乗せてもらい、ニューヨーク時間で14:00(ミネアポリス時間で13:00)に、行きと同じ経由地のミネアポリス空港に到着する。

空港で円⇔ドルの為替レートを見ると95円/ドルだった。リーマンブラザーズ破産の影響はあるのか。ここにきてニュースをほとんど見ていないので、日本の情報もアップデートされていない。北京オリンピックの閉会式あたりから情報が入っていない。調べてみると、1週目にゲリラ豪雨の異常気象があって、2週目に福田首相が辞任を表明して、3週目にリーマンブラザーズが破産したというニュースがあった。

ニューヨーク時間で15:15に東京行きのノースウエストの飛行機に搭乗。16:00の離陸のときに、隣りのおじさんが離陸前に携帯を用いて中国語で会話していたので、身体がぶつかって少し会話になったときに「你是中国人吗?」「我是日本人」「我在大学学习汉语」などと中国語で話してみる。しばらくそのおじさんと留学のことや、中国語のこと、大学で習っている中国語は公用語だけど、ある特定の地方でしか通じない言語なんだということを教えてもらう

頭の回転が速くなりたい。英語で考えながら話したり、ときおり冗談を言ってみたり、とっさに英語のなかに中国語を混ぜてしゃべってみたり、きっと自国の言語で話してもらえるのは嬉しいだろうから、なるべくいろいろな国の言葉で冗談が言えるようになりたいなぁ。そのためには多くのことを同時に考えられるような頭になりたい。

隣の席のおじさんとは、その後は英語で話していた。大学で中国語を習いはじめたとはいえ、文章を考えて話すのは英語以上にできないし、なにより相手が中国語で返してきたときに言ってきた言葉がわからない。英語ではほぼ、滞りなく会話ができた。相手が話すときには同調したりうなづいたり単語をそのまま言い返したり、単語をそのままではなく少し言い変えて同じ内容のこと話して、聞いて理解していることをアピールしたり、伝わっていることをフォローしたりするように意識している。

16:30から17:15まで、少しだけ眠りにつく。自然と目覚めて口内炎ができていることに気づく。コーヒーを飲んで歯を磨かずに乾燥した場所で寝るからか、急に口内炎ができるんだ。

フライトアテンダントさんがやってきて、17:30に夕飯を食べる。行きの飛行機よりも、帰りの飛行機のほうが上手に「ミート」を選択できる。

ニューヨーク時間で18:00になったので、時計の時刻設定を東京時間の7:00にあわせる。んでお腹もいっぱい幸せいっぱいで、9:00までぐっすり熟睡。

もうすぐ日本に帰れるんだな、とか彼女のことなどを考えて、11:00に個室のトイレにこもって髭剃りや洗顔、整髪などをする。乾燥した場所で寝てしまったので、コンタクトが眼球に張りつく。

その後にまた睡眠を11:15→15:30ととって、朝食が運ばれてきたので食べる。「Eggs or rice?」では「エッグ」を選んで、食後のコーヒーをもらったときには、あまり考えずに自然と砂糖とミルクを英語で頼めた。

しばらく座席に座りながら、この旅の日々を振り返る。思い返すには数多くの想い出をつくった。隣の中国人のおじさんが、東京への到着間際に「Almost home.」と言ってきた。そして「Good luck on you, and your family!!」と言った。

もっと世界を知らなくちゃいけない。いわゆる学校の勉強だけではいけない。世界の人たちとコミュニケーションをとるには、英語もまだまだ勉強が必要。そして、さまざまな国の文化や歴史、伝統、音楽、有名人、映画、車などについても、幅広く教養として身につけておきたい。

まだまだ勉強できるうちに、なんでも吸収してかなきゃなぁ。

飛行機が東京についた。電車に乗って終電間際の1:00に南浦和へと帰宅する。お土産を広げて、母親に旅の概要を伝える。2:00にはゆっくりと、ひさしぶりの足を広げられるお風呂の浴槽に入り、約1ヵ月分の旅の疲れをリフレッシュをする。お風呂を出ると、これまで届いていた中国語検定の受験票の確認や、大学から送られてきた封筒を開ける。それからスーツケースの片付けをはじめる。もう日本時間では3:30だ。

家に帰ると一気に緊張がほぐれて、身体が疲れていたことに気づく。肩が痛いのは荷物の持ちすぎだったんだろう。目が痛くて、充血してる。首元が日焼けでひりひりしている。体重を測ったら68kgになっていた。また痩せないとな。

無事に旅ができて、本当によかった。相方もありがとう!関わってくれたすべての人に感謝!!

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。