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私にとってプロハは、熱意に火を灯す場所。

―新卒ということなのですが、お仕事は?

若手社会人や大学生を海外に送り出す海外インターンシップ事業を運営しています。2016年4月に創業した、タイガーモブ株式会社で創業メンバーとして5人のメンバーと共に働いています。
アジア新興国を中心に急成長する市場でのインターンシップに挑戦する機会を提供しています。時期や期間に関しては候補者が2週間から1年間まで選ぶことができます。最近は、休学して海外に挑戦する方や、仕事を辞めて行かれる方など行く理由も様々で、アジアで挑戦したい人を支援しています。
利用者には元々やりたいことがある方もいらっしゃいますし、インターンの募集をしているウェブサイトを見て「こんな同世代がいるんだ!めちゃくちゃ面白そう!俺もアジア行きたい!」と飛び込む方、あとはアフリカの現状を見に行きたいからインターンで挑戦してみる、という方もいらっしゃいます。
利用者の将来やりたいこと、求める条件などが人によって異なっているので、定型のパッケージはほとんどないですね。お話を伺ってその人の人生がより飛躍するような場所を推薦しています。
インターンシップ先は、アジア新興国のインド・ベトナム・マレーシア・シンガポールなどが多いです。
受け入れ先の企業は、一緒に会社を立ち上げた私の上司が営業して開拓しました。上司はもともとバックパッカーが好きで、好きなものを仕事にできたらいいなということで、バックパッカー営業で手始めに東南アジアに飛び込んでいったのが3年ほど前のことです。私も2015年12月にカンボジア・インド・スリランカをバックパック営業で行き、各国でインターン生の活躍を直接聞いたり、見たりできることが何よりの幸せでした。

―新社会人の第二の活動拠点として、プロハの感想を教えてください。

プロハの一番良い所は「人」だと思っています。私は結構夜遅くに帰って来るのですが、そういう時も基本的には誰かが作業しています。それを見ると「よし!またがんばろう!」という気になります。会社とはまた違った本当に家族みたいなコミュニティです。
自分のなかで行き詰まってしまったことを相談し、助けてもらうこともよくあります。何かを世の中に仕掛けようとしている人が集まっていて、それを助けようとする人たちがいて、すごく温かくて面白くて刺激的な場所だなと思います。
私はアジアのインドやカンボジアがエネルギーに溢れていて大好きなんですが、プロハにも同じようにエネルギーを感じます。刺激と活気と勢いがあって、いろんな人が集まっていて。キャンプファイヤーの炎みたいになっている場所。そんな場所にいると自分もどんどんがんばれる。がんばる人を見ると、そういう人を支援したいなとも思うし。だからプロハでももっと主催でイベントとかやりたいんですけどね。

―利用者としては?

プロハを利用している人の繋がりから新たに人が来たりするので、どんどん全く繋がるはずがなかった人たちと繋がっていくのが面白いです。
過去のイベントの中では、「変人トーク」という、変人が集まって自分がやっていることをみんなの前でプレゼンするイベントが面白かったですね。昨年の9月にそのイベントに登壇したのが最初のプロハとの出会いです。
夜帰ってくるとたまにプロハでイベントをやっていて、そのまま日本酒の会が始まる。なんてのもプロハの日常の大好きなところのひとつです!
私が初めて来た時はまだ本棚などもなかった頃だったので、本当に秘密基地みたいだなと思ってました。
でもこの10か月でめちゃくちゃ変わってますよね。内装もそうなんですけど、プロハに注力する方も増えましたよね。本当にいま、まさにエネルギーがあるビルだなと思います。弦本オーナーが目指している「うねり」を感じますね。

―「うねり」とは?

なんだろう…そこにいる人たちがいろんなエネルギーをもって各々の道で頑張っているということでしょうか。プロハのそういうところがめちゃくちゃいいなと思っていて、弦本ビルのそれぞれの階がビジネスで繋がっているわけではないですけど、それぞれがいろんなところに飛び出してその分野のリーダーになっているという状態は、自分が海外インターンシップを通してやりたいことに似ているな、と感じます。

―学生が多い立地で、仕事にもつながる?

私は神戸大学出身ということもあり、東京に来てまだ10か月なんですね。それで「神田」という町にイメージがなかったんですけど、御茶ノ水とかに出ていくと学生がすごく多くて、古書の街だからかファミリーの方も休日は多くいらっしゃったり。ビルが立ち並ぶビジネス街でもあります。様々な文化・歴史が交錯してる街だなと思います。
ただ、まだまだ「面白い人が集まる街」としては認知されていないのかなとも思います。ワーキングスペースは渋谷とかのほうが多いし、イケてる学生なんかもそっちのほうが多いかもしれない。だから神保町、というか神田の第一人者としてプロハがみんなの集まる場所になればいいですよね。
プロハの使用方法として、イベントスペース利用があります。私は留学生とか海外に関わる人をプロハに呼んでくる係をやりたいです。「海外」が自分のやっていることのキーワードの一つでもあるので。自分が海外で感じた「新興国」、文字どおり新しく国が興る感覚を作っていけたら面白そう。各々が海外で見てきたものをみんなに広めることで、人が動こうと思うような刺激的な火種がある場所を作っていきたいなと思います。
海外インターンに行って帰ってきた方が何か次に始めることを見つける場所、動き出したい人が他人のやっていることを聞いて自分もがんばろうと思える「思いの着火」に繋がる場所を作りたいです。

―古田さんの描くプロハの未来像を教えてください。

やっぱり活気があって人が出入りしている状態がいいなと思っています。人によって利用の仕方は様々だと思うんですが、神保町に寄ったらプロハに来たくなるような場所になりたいですね。あとはここにいる人たちの事業がしっかり結果を出して、それをお互いが助け合っている。そんな状態がプロハのシナジーだと思います。

―最後にプロハに一言お願いします。

このビルがあったから東京で家無し子だった自分は住む場所ができ、面白い人たちと出会えてやりたいことに精一杯時間を使えています。帰ってきたら皆が家族のように迎えてくれて、本当にいつも感謝です。名古屋に実家があるのですが、ここは本当に私にとっては第二の家のように思っています。
先輩方もすごく優しいし、プロハのみんなが大好きです。なのでもっと感謝を行動で返していけるように頑張ります!

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。