弦本ビルに入居していた伊藤研人さんが書籍を出版したとのことで、クラウドファウンディングで購入して読んだ1冊。本人から直接聴いていた話もありましたが、ひとりの人間が6年間で世界2周をした奇跡が1冊にまとめられた、代々語り継がれるような、歴史に残る大作でした!
第七の旅(読書ノート)
自然や人物に対する特徴的な描写を通じて、自分では一生をかけてでも経験できないような世界中での様々な経験や交流を追体験できる貴重な1冊でした。特に、アメリカ原住民族のインディアンの儀式サンダンスや、マチュピチュ遺跡の薬草アヤフアスカ、アフリカのスラム街、戦争中の地域などの旅は、経験したくてもなかなかできるものではないと思います。
また、研人さんらしい視点での表現を通じて、海外で対比として浮かび上がる日本人の人間性や日本の文化、世界とのつながり、そして自己へ向けた深い探索や感謝について、新しい視点で思考を深めることができました。
なによりこれだけの経験や交流をし、さらにこれだけの分量を記憶し、それを再現して描き下ろしたのが、本当にすごいと思います。