京セラの創業やKDDIの設立、最近ではJALの再建などでも有名な経営者である稲盛和夫さんの『生き方』。誠実にひたむきに、ただ魂を磨いていくことが正しい生き方だと、あらためて学ばさせられる1冊でした。
『生き方』読書ノート
- 混沌とした時代だからこそ、「人間は何のために生きるのか」という人生の指針が必要
- 人間の生きる目的は、魂を磨くこと
- 生まれたときよりも崇高な魂にして死んでいくべき
- 苦しいときも試練だと捉えて日々誠実に努める
- 人格=性格+哲学
- 人間として正しいか、嘘をつかない、人に迷惑をかけない、欲張らない、自分のことばかりを考えない、人に親切にする
- 目の前の仕事に脇目も振らずに一生懸命になり、精進する
- 子供のころに親や先生に教わったことが大事
- 人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
- 考え方はプラスもマイナスもある
- 鮮明に強く思い描くとそれが実現できる。仏教用語では思想が業(カルマ)をつくるという。人生はその人の考えた所産である
- 楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
- 諦めずにやりつづける
- ヒントは常に現場にある
- 大きな夢を描く
- 額に汗して自分で稼いだお金が本当の利益、楽して儲けることはできない
- 仕事を好きになり自分から燃えるべき
- 一生懸命やると好きになるもの
- 複雑な問題も実際にはシンプルなもの
- 6つの精進努力(謙虚、反省、感謝、利他、悩まない)
- 素直に喜ぶ
- 怒り、欲望、愚痴の三毒を断つ
- 禅宗では料理や掃除などの日々の業務(いわゆる仕事)も座禅と同様に大事
- 六波羅蜜(布施、持戒、精進、忍辱、禅定、智慧)
- 「してもらう」から「自分でつくる」へ
- 利益は社会貢献に使う
- 心は真我→魂→本能→感性→知性で構成されている
- だれにでも役割がある、不完全でも精進を重ねること