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【2020/3/15】民間の信頼できる先行指数から、世界経済が景気後退する傾向がわかる

目次

経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート

2020年1月以来、コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、株式市場の暴落やその後の乱高下で市場が騒がれています。

そのような状況のなかで、高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、今回勉強ノートを作成することにしました。

とくに、高橋ダンさんがウォール街で実際に経験したリーマン・ショックからの学びや、暴落に対する向き合い方は、必見です。

「投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!

高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。

経済・世界急減5つ証拠⁉ 5SIGNS WORLD ECONOMY DECLINING⁉ 高橋ダン Dan Takahashi

民間の信頼できる先行指数から、世界経済が景気後退する傾向がわかる

経済の測り方として、民間の信頼できるデータがある

経済とは、お金の動きのこと。人がものを作ったり、売ったり買ったり、動くときのエコノミクス
経済を測定する方法で、最もよく使われているものはGDP(国内総生産)。各国から毎年公表されている

世界の総生産の約70%は、5つの地域が占めている

  1. アメリカ
  2. ヨーロッパ
  3. 中国
  4. 日本
  5. イギリス、ドイツ

他の30%も、上記5つの地域からの影響が大きいため、この5つの地域を対象に計測するのがよい

情報源は政府以外の民間のデータの方が信用できる。特にアメリカのコンファレンスボード(全米産業審議会)がおすすめ

先行指数(リーディング・インディケーター)のデータを公開している
失業率
消費者物価指数(CPI:Consumer Price Index)
生産者物価指数(PPI:Producer Price Index)
小売売上高
プライム・レート
ディスカウント・レート
フェデラル・ファンド金利
個人の収入など

経済が下向きになる前に、先行指標が下向きになる
青の線で見る(赤の線は遅く動くもの)

アメリカの先行指数では、直近で下降の傾向で成長率がマイナスになってきている

(参考) コンファレンスボード
  • 2020年は成長率がマイナスになりかけている
  • 2016年、2018年にもマイナスになりかけていた

ヨーロッパの先行指数では、2012年にも下落。2018年からすでに下降している

(参考) コンファレンスボード
  • 2012年にも大きくマイナスになっている
  • 2018年以降、景気後退が続いている

中国の先行指数では、直近で大きく下落している

(参考) コンファレンスボード

中国のGDPは滑らかに算出されているため政府が人為的に算出している可能性があり参考にならない

イギリスの先行指数では、すでに2017年から下落が続いている

(参考)コンファレンスボード
  • ブレグジットショックEUからの離脱が原因
  • これから景気後退が進むはず

日本の先行指数では、たびたびマイナスに振れており、直近でも下がってきている

(参考) コンファレンスボード
  • 2011年の震災の際にも下落した

世界中の先行指数が下落する傾向にあるため、世界経済は停滞する可能性がある

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。