目次
ゴールドとシルバーが急落!これからどうする?
短期的には貴金属は下落する可能性がある。銀を空売りしてもよい
金や銀などの貴金属は、マネーサプライの増加にともない長期的には上昇する可能性が高い
- 金と銀は、歴史的に貨幣としての価値をもっているため、長期的な投資のための分析としてはマネーサプライ(通貨供給量)と比較するのがよい
- 金や銀の価格は上がってきているものの、まだマネーサプライの方が上がっているため相対的には過去と比べても低い水準にあるため、これから金や銀の価格は上昇する可能性がある
- 銀の価格と金の価格の比率であるシルバー・ゴールド・レシオをみると銀も割安で、プラチナの価格と金の価格の比率であるプラチナ・ゴールド・レシオをみるとプラチナも割安のため
- 一方で、短期的には金や銀の価格が高くなりすぎたため、短期的に買っていた金のETFであるGLDと、銀のETFであるSLVを売って、かわりに上昇が遅れていたプラチナのETFであるPPLTをを買うことをおすすめしていた
- その後、さらに価格が上昇し、トレンドが下落に転換してきたため、金と銀のすべてのポジションを手仕舞いすることをおすすめしていた
- その後、金は数日間で約8%、銀が約17%も下落している
金は、チャートのテクニカル分析とポジションの分析をすると下落すると考えられる
- 金は2020年8月6日から下落しはじめ、銀は8月10日から下落しはじめた
- プラチナ、銅、亜鉛はほとんど影響を受けていない。また、相関のある石油もほとんど影響を受けていない
- これらのことから、上昇したときには銀が発生源であったものの、下落したときには金が発生源となっているといえる
- 金と銀のチャートをみると、下落しているだけでなく、MACD、ストキャスティクス、RSIが下落のサインを示しているため、引き続き下落の可能性がある
- 金のポジションをみると、買いのポジションが多かったところから減ってきているが、これは2011年のころの動きに似ている
- 過去にも先に買いのポジションが減ってから、その後およそ半年後に価格が下がるということがあった。このような傾向はマクロ投資をしているヘッジファンドからみてもよくある動き
- ポジションの動きを価格が追いかけるのは2009年や2018年にも起こっていた価格の動き方
- これから下がる可能性があるが、買いのポジションがあと半分ほどになるまでは、金を買う投資を控えたほうがいいと思われる
短期的には貴金属は下落する可能性がある。銀を空売りしてもよい
- 短期的に下落するとみられるため、空売りをしてもよい
- とくに銀は金に比べて下落が追いついていないため、下がる可能性があるため空売りがおすすめ
- プラチナは買っていたものを売るのがよい
- 長期的な投資としては、これまでと戦略を変える必要はない。貴金属が上がっている場合には売ってリバランスをするべき
経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート
高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、勉強ノートを作成することにしました。
「高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!
高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。
書籍『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』の出版が決定!
2020年9月16日には、高橋ダンさんの初の著書である書籍『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』が出版される予定です。
書籍の内容については、こちらもご参考ください。
経済投資YouTuber高橋ダンさんのYouTube動画まとめ
高橋ダンさんの最新の動画のまとめはこちらをご覧ください。
また、カテゴリごとに分けた動画のまとめは、以下からご覧ください。