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【2020/8/18】アメリカの株式市場が最高値を更新すると話題になっているが、短期的には暴落を恐れる必要はない

目次

アメリカ株価が史上最高値?【売るべきか?】

アメリカの株式市場が最高値を更新すると話題になっているが、短期的には暴落を恐れる必要はない

アメリカの株式市場は、まもなく最高値を更新すると話題になっている

  • アメリカの株式市場をみるときには、価格の単純な平均をとったNYダウよりも、価格の比率を加味しているS&P500の指標をみるのが一般的
  • まもなくアメリカの株式市場は、コロナショック前の水準に戻り史上最高の株価を記録するところ
(参考) tradingview
  • S&P500の価格をみるときにはSPXをみるのがよい
  • 過去にも、2018年4月、2019年9月などで、過去最高価格に達したときに約10%近くの暴落したため、今回も暴落をするのではないかという懸念が広がっている

S&P500のチャートとポジションを分析すると、過去の最高値更新後の暴落とは状況が異なる

  • ローソク足をみるとそこまで大きなパターンはない
  • S&P500の取引量をみるときにはSPYをみるのがよいが、夏枯れ相場のため取引量が増えておらずあまり役に立たない
  • トレンドが長くなっていることから、MACDを変数16、36、12でみると、少し上昇していく傾向になっている
  • ストキャスティクスを変数42、9、9でみると、同じく少し上昇していく傾向になっている
  • RSIを変数14でみると、上昇している傾向がつづいている
  • そのため、短期的には日足でみると強くはないが上昇をしていく傾向を示している
  • 長期的に分析するときには、週足でVIXをみるのがよい
(参考) tradingview
  • S&P500が過去に史上最高値を更新した直後に下落した2018年9月、2019年3月をみると、VIX(ボラティリティ)が低いところから上がっていた
  • 直近ではまだ当時の水準まで下がっていないため、当時のようにVIXが大きく上がり、株価が暴落する可能性は低いかもしれない
(参考) tradingview
  • 今回の頃なショックでは、ボラティリティのボラティリティであるVVIXをVIXで割った割合(VVIX÷VIX)が、株式市場よりも先に動いていることがわかった
  • 2018年9月、2019年3月をみると、いずれもVVIXをVIXで割った割合(VVIX÷VIX)は下落トレンドだったが、現在は上昇トレンドとなっている
(参考) Tradingster
  • 株式市場のネットポジションを分析するときには、Asset Mgrの値をみるのがよい
  • 過去に下落していときには、その1週間ほど前にポジションが先に下がっていることがわかる
  • しかし、現在はポジションがまだ低い状態のため、これから下落する幅はそこまで大きくない
  • そのためこれから短期的に下落する可能性は少ないのではないかと考えられる

短期的には、暴落を恐れる必要はない。遅れて上昇する可能性のある業界に注目するべき

  • 史上最高値を更新したニュースとともに、暴落が囁かれて恐怖心をあおられるかもしれない
  • しかし、短期的には暴落の可能性が小さいため、慌てて売る必要はない
  • 一方で、S&P500が下落しそうではないからといって、慌てて買う必要もない
  • これから狙うべきは、S&P500ではなく遅れて上昇する可能性のある金融株や航空株などの業界をみつけて買うのがおすすめ

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。