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【2020/6/5】ソフトバンク株はまだ上昇しづらいため、上昇相場のヘッジとして売っておくのがよい

目次

経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート

2020年1月以来、コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、株式市場の暴落やその後の乱高下で市場が騒がれています。

そのような状況のなかで、高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、今回勉強ノートを作成することにしました。

とくに、高橋ダンさんがウォール街で実際に経験したリーマン・ショックからの学びや、暴落に対する向き合い方は、必見です。

「投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!

高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。

ソフトバンク、まだ売る? Dan Takahashi 高橋ダン

ソフトバンク株はまだ上昇しづらいため、上昇相場のヘッジとして売っておくのがよい

4月20日におすすめしたソフトバンクの売りでは約17%の損失が出たが、ヘッジのため想定の範囲内

  • ソフトバンクが決算を出した翌日の2020年4月19日に、ソフトバンクの株はヘッジのために売るのがよいとおすすめした
  • その後、4月20日の始値4,697円から6月4日の終値5,220円と約17%あがっているため、約17%の損失が出てしまっている
  • しかし、これはヘッジのための売りだったので、損失が出ることは想定どおりだった
  • ヘッジをしているものが損失を出しているということは、ポートフォリオの全体で利益が出ているということなので、問題ない
  • 過去には買うもののおすすめばかりだったため、自分が予想する方向と反対側の取引を保険的におこなうヘッジをするのは正しかった
(参考) tradingview
  • これは、ソフトバンク以外でたくさんの銘柄を買うおすすめをしたため、ヘッジのために保険としての売りをおすすめしていた
  • 他のおすすめの銘柄が予想どおりの上昇をみせて利益が出ているため、ポートフォリオ全体のなかでヘッジの目的を果たしており問題はない

4月7日におすすめしたアメリカの航空会社ETFのJETSは、約43%も上がっている

  • 4月7日におすすめしたアメリカの航空会社ETFのJETSは、4月7日の終値13.41ドルから6月4日の終値19.17ドルまでに43%近く上がって利益が出ている
(参考) tradingview
  • 一度おすすめしてから下落したため、リスク回避のために購入した平均価格まで下がったところで売却して持ち株数は半分にはしたものの、最終的には約43%の利益が出ている

4月30日におすすめした原油のETFであるUSOは、約44%上がって利益が出ている

  • 4月30日に19.12だった原油のETFであるUSOは、6月4日には27.5ドルになり、約44%の利益が出ている
(参考) tradingview

1月19日におすすめしたプラチナは、具体的にプラチナのETFであるPPLTを紹介してから、約2%と少しの利益が出ている

  • 5月18日に77.36だったプラチナのETFであるPPTLは、6月4日には79.13ドルになり、約2%の利益が出ている
(参考) tradingview

日本株では、3月17日におすすめしたトヨタ自動車が約12%、三菱UFJフィナンシャルグループが約16%の利益を出している

  • 3月17日におすすめしたトヨタ自動車は、3月18日の始値6,325円から6月4日の終値7,067円で約12%の利益が出ている
(参考) tradingview
  • 同じく、三菱UFJフィナンシャルグループは397.3円から462.6円へと約16%上がり利益が出ている
(参考) tradingview

日本国内のETFでも、4月29日におすすめした東証銀行業株価指数連動型上場投資信託は、約6%の利益を出している

(参考) tradingview

ソフトバンク株はまだ上昇しづらいため、上昇相場のヘッジとして売っておくのがよい

(参考) tradingview
  • 日経平均株価は、5月に約19%上がっているが、それに対してソフトバンクは約15%しか上がっていない
  • また、たしかに5月は価格は上昇していて、MACDやストキャスティクスでは上昇を示しているが、取引量は4月に比べて少なくなっているため、強い購入力がなく、大きな動きにはならないはず

ソフトバンクは、アリババの株を約30%持っているため、アリババと連動している

  • ソフトバンクは、アリババの株を約30%持っているため、アリババと連動しているといわれている
  • ソフトバンクもアリババも、ニューヨーク市場での取引量が大きいため、機械のアルゴリズムでも、アリババが動くとソフトバンクを売買するようなプログラムが組まれている
  • 「ソフトバンクの株価」÷「アリババ」をみると、過去1年間も上下幅の小さな値になっているため、2つの銘柄は連動していることがわかる
(参考) tradingview
  • ソフトバンクは日経平均株価の構成銘柄のなかで高い構成比率を占めているため、日経平均株価との相関をみるのがよい
  • 「ソフトバンクの株価」÷「日経平均株価」をみると、日経平均株価のほうが強く、ソフトバンクが弱くなっていることがわかる
  • MACDをみても、下落の傾向が続きそうなので、保険としてヘッジをするには最適だといえる
(参考) tradingview
  • ポートフォリオの全体が相場が上がる方に賭けているのであれば、上がりづらい下がりそうな銘柄を売ってヘッジするのがよい
  • ヘッジをかけるときには、進むと思っているものを減らすか、反対の売買を追加するのがよい

ソフトバンクは引き続き最適なヘッジになる。トレンドにあわせてヘッジ量をコントロールしていくのがよい

  • ソフトバンクは、現在上昇をする傾向が弱いので、引き続きヘッジの候補といえる
  • 現在のように買いが多くポートフォリオ全体が大きく上がっているときには、ソフトバンクをヘッジとして売っておくのはよい
  • このまま全体の相場が上昇するようであれば、少しずつ買い戻していく。逆に全体の相場が下落するようであれば、少しずつ追加で売っていくのがよい
  • JETSなどのように、直近で価格が上がっていて取引量が大きいものは、利益が出ていても売る必要はない。上昇の波に乗りつづけることが大事

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弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。