睡眠0:00→8:30、5度寝ぐらいする。
色々な夢を見ていたものの、車掌さんがパスポートとチケットを返却しに来たので起こされる。
いよいよマドリード、スペインに着く。ブルーノ、シーサー、ジャックとお別れだ。
スペインでは、首を締めたりナイフを使ったり、集団でのスリがあるらしい。生きていくためだったらなんでもするレベルになるのは怖いなぁ。
駅構内にてWi-Fiを探して、宿の位置を確認、予約をする。彼女にメール、NewRINGの資料提出が日本時間で18:00までだったので、メンバーとやりとりをする。母親にもメールをして、昨夜買ったポテトチップスを食べる。
12:00にインフォメーションで市内の地図と国鉄の地図をもらう。ここはスペインマドリッドの2つの主要駅の一つらしく、もう一つのアトーチャが市内のメインの駅のようだ。
12:27にアトーチャに向けて出発する。パスを持っているので係員に改札を素通りさせてもらう。運賃は無料だ。
そろそろ明日の宿や、ポルトガルに行くことも考えなければいけない。
駅を出て、公園を目指す。気温は26度だ。
スペインの国旗が目に入る。もはや外国には慣れっこだけど、ここはスペインなのだ。
世の中には、鉄道、バス、徒歩、色々な地図がある。大事なのは正しい地図を持つことと、自分の居場所を知ること、そして目的の場所を定めること。そうしたらその航海図を持って、自分が正しいと思った道を歩めばいいのだ。
信号機は日本のと似ていて、青がピカピカ光る。
広場の近くの小売店で、1.5Lの水を2ユーロで購入する。
宿は地図上でも歩いてでも近かった。さすが、91%の評価の宿だ。
しかし、16番地を探してさまよう。見渡すかぎり、看板には14番地と18番地しかない。そこで、商店街のお店の間を行き過ぎたり、来過ぎたりして、お店の人に聞いて、16番地らしき扉を見つけた。
ホステルのある3階のベルを鳴らして鍵を開けてもらう。16.20ユーロを支払う。ここでは鍵をなくしたら10ユーロを払わなければいけないらしい。部屋を案内してもらう。優しくてファンキーなお兄さんだ。最後に「よろしく」とハイタッチをする。
洗濯物が溜まっていて、臭くなってしまっているので、洗濯機について尋ねるも、今日出しても明日の午後になると言われて諦める。そのため、シャワーを浴びて、石鹸と手洗いで洗い物を済ませる。2時間ぐらい掛かった。靴もサンダルも洗った。これで臭いのとはおさらばしたい。
そして、19:15まで1時間半ぐらい彼女とスカイプをする。最後に雑音が入って、声が聞こえなくて途端に淋しくなる。彼女にも寂しい思いさせちゃって悪かったなぁ。
その後、歩いて30分ほどのスーパーマーケットに夕飯の買い物に。
スコッチウイスキーのマンハッタンという赤色のお酒を、大量の氷のなかに少量の絞ったオレンジとともに混ぜたものを試飲させてもらったら美味しかった。
デパ地下のスーパーでの買い物は安かった。スペインは物価が安いのかなぁ。
戻って21:00まで夕飯を食べる。黄桃のジュースと、クルミのパンと塩味のポテトチップスと水とイベリコ豚を発酵させたチーズのような食べ物を食べた。予想通りで美味しかった。
このホステルには若い女性が多い。夜になると、彼女たちはドレスをまとって街へと出ていく。
ふと「そこにいるのに気付かなかったわ」と話しかけられて、しばらく女の人とやりとりをする。
カリブ海周辺に住んでいるらしい。彼女の名前はショーナと言った。
彼女の友人は日本の大阪に英語を教えに3年間行ったきり、帰ってこないらしい。
「今夜、私たちと一緒に出掛ける?」と誘われたけど、寝るからと断ると、「明日の夜にでも気が向いたら行こう」と誘われる。
カルフォルニア出身のおばあさんは、何年もこのホステルに住んでいるらしい。世界各国の神仏に祈っている。キリスト、ブッダ、日本のお地蔵様もいた。部屋でお香を炊いている。
21:00から1:00まで日記をまとめていると、さきほどの女の子たちが戻ってきた。けど、またすぐに出かけていった。
1つの部屋にベッドは8つほどあるのに、今いるのは1人の外国人と俺だけ。
これまでの日記を一通り書き記す。忘れないうちに感じたことを書き残し、思考に余裕を残すように心がけたい。
外はメインストリートだからか、飲み屋から歌声や楽器が鳴り響いている。通行人のざわめきがする。
もう一度足とサンダルを洗って、歯を磨いて、1:30におやすみなさい。