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週刊ビル経営に掲載していただきました!(その19)

※紙面準備中

2022年のビル経営ビジョン

注目されるプラスαのテナント支援 M&Aや不動産価格高い水準で出口戦略多様化か

2022年以降の中小ビル経営は一層の戦略が求められていく。たとえばテナントとの関係性。「テナントリレーション」が数年前より注目されているが、その先にあるのはベンチャー企業などの事業支援だ。またオーナーの出口戦略も熟慮が必要になっている。ビルオーナーにこれからの経営戦略を聞いた。

大量供給を控えて魅力発信課題に

「弦本ビル」を保有する弦本卓也氏。同ビルは起業したい若者が集まる場所として知名度を持ち、現在までに様々な起業家を輩出。そのなかには大手企業との提携や、上場企業に成長事業を売却し新たな道を歩みだした人も多い。
「弦本ビル」では「経営支援型」のテナント支援をオーナーやテナント含めたビル全体で行ってきた。その柱となっていたのが、コミュニティの強さだ。だからこそ、弦本氏は「コロナ禍は大きな痛手でした」と話す。
しかしながら、オンラインに取り掛かることで、新しい層の参加も見られる。
再び東京では大型オフィスの大量供給が予定されている。中小ビルオーナーにとっては現在のテナントをつなぎとめ、新しいテナントへの魅力をどう発信するかは課題。テナントの状況によっては、関係性を構築しながら踏み込んだ形での支援も考えてみたい。

(引用)週刊ビル経営
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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。