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千代田区100人カイギで登壇しました!

※この記事は、2018年12月11日に開催された「千代田区100人カイギ Vol.3」で発表した「弦本ビル紹介」についての書き起こしです

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目次

千代田区で活動する拠点「弦本ビル」

すみません。千代田区100人カイギに来たのが初めてなので、すごく緊張しているんですけど、よろしくお願いします!

ちょっと、文字が小さいスライドもあるので、もし見えづらいようだったら、いまのうちに見やすいところに移動していただいた方がいいかもしれないです。

あと、今日の発表は10分なんですけど、スライドを120枚作ってきたので(笑)

5秒に1個くらい送りながら話しますので、よく見ながら聞いていただければなと思っています。

それでは、スライドの準備ができたようなので、はじめさせていただきます。

あらためまして、よろしくお願いします。

自己紹介

もともと 「千代田区」で、リクルートで働きながら、「千代田区」にあるビルのオーナーもやっています、弦本(つるもと)ともうします。

本日は、よろしくお願いします。

今日は千代田区のなかでも、面白そうな活動をしている人がいるということや、面白そうな活動をしている場所があるんだ、みたいなことを持ち帰っていただけたらなと思っています。

ちなみにこのビルは、冒頭で挨拶をされていた、高山くんとも出会った場所です。

あらためまして、弦本です。31歳です。

出身は九州で、その後、関東に出てきました。

ご先祖様は相撲をやっていまして、「弓」をもらって「玄関」に飾っていた「本元の家」ということで、「弦本」という名前となっています(笑)

ご先祖様は相撲なんですけど、私はリクルートで「スーモ」というメディアをやっていまして、「相撲」と「スーモ」なんですけど、頑張らせていただいています(笑)

はい、お気づきかもしれませんが、このペースでいったら多分時間どおりでいけそうなので 、このペースに着いてきていただけたらなと思います(笑)

主な活動です。リクルートには、入社して8年目です。

最初はメディアをつくる仕事をしていたんですけど、今は組織開発とか組織活性みたいな、組織づくりの仕事をしています。

並行して、自分で会社をやっていまして、一人ひとりの可能性を活かすということで、学生さんの就職支援や、イベントなどをしています。

それから、今日紹介したいと思っている「弦本ビル」です。

こちらは購入して今、3年半が経つんですけれども、様々な活動をしているスペースとなっております。

ということで、ビルの紹介をさせていただきます。

弦本ビル紹介

こちらは神田錦町という場所にあって、神保町の近くなんですけど、一応「千代田区」ですね。

中古の5階建てのビルです。

場所は、この会場からは皇居の正反対側にはなるんですけど、神保町、竹橋の方にございます。

行き方です。

神保町駅で降りまして、まっすぐ行って、学士会館の所を左に曲がりまして、右に曲がって、ミニストップの所を左に曲がって、税務署の横の道に入って左に行くと、この中華料理のあるビルが私のビルでございます。

たぶん覚えていただけたかなと思います(笑)

ぜひ、遊びに来ていただければと思います。

さて、そもそも「何でこれ買ったの?」という話なんですけど、私はスーモで働いていまして、リクルートのスーモですね。

スーモのサイトのプロダクトを作っていたんですけど、いい企画を作りたいなと思って、自分でも体験しなくちゃなと思いました。

最初、内定者のときに、賃貸で自分で住むことを経験して、その後1年目のときにシェアハウスを自分で経験して、2年目のときに戸建の商品を扱う部署に入ったんですけど。

いい企画をするために、戸建を売る人の気持ちや買う人の気持ちが分からなければと思い、営業同行をたくさんしたんです。

そうしないと、筋のいい企画って作れないよなみたいなことを思っていて。

結構な数の営業同行をさせてもらったんだけど、家を買う人の気持ちまでは全然わからなくて。

そこで、営業同行をさせてもらった先輩に聞いたら「簡単だよ。戸建、自分で買ってみたらいいんだよ」みたいなこと言われて。

2ヶ月後に、新宿に新築戸建を買うっていうことをしました(笑)

そしたら、今度は翌年に、売却のプロジェクトにアサインされまして、翌年売る!みたいな(笑)

たくさんの課題を感じて、仕事にも活かすことができました。

その後、次の新しい暮らし方したいなと思っていまして、そんなときに、戸建を買って売ってをしたときの仲介会社さんから「弦本さん、面白いビルがありますよ」と電話がきました。

「あぁそうですか」と「ちょっと見てみます」といって、見に行ったら、すごいよかったんです。すぐに「買います!」ということで、購入しました。

このビルは、もともと売り主の松岡さんが建てて、ご家族で住んでいまして、1階で中華料理屋さんをされていて、2階は麻雀店、3階は店舗の休憩室、そして4階5階で娘さんとお孫さんたちと一緒に、3世帯で住んでいました。

新築して36年で、そこそこ古いビルになっていたんですけど、購入する前には、すでにお子さんも出ていかれていて、数名で住まれている状態でした。

何かもったいないな、もっと活用できそうだと思いました。

このビルは5階建てだったんですけど、食べる場所が1階にあって、住む場所が4階5階にあって、働く場所が2階3階にあります。

「食べる・住む・働く」が一体となった、コンパクトなビルだということで、それぞれにシナジーを持たせたら面白いなと。

そのとき、私は27歳だったので、20代ばかりを集めて、そういう場所を実現したら面白いだろう、というふうに思いました。

契約して引き渡しまで1ヵ月間で、いろんな所に行って、事例を見てきました。

「こういうのいいな、取り入れたいな」なんてことで、たくさんの場所に見学に行きました。

夢がめちゃくちゃ膨らみましたが、同時にあることに気がつきました。

買うときは4人で住まれていて、それと1つの店舗が入居していたんですけど、引き渡ししたらほとんど空になるなと。

猶予は1ヶ月!

やばい!と。

よくよく計算したら、ローンの支払いは毎月40万円近いし、土地代も払うんですけど、毎月20万円くらいかかる。

毎月、合計で60万円の支出…

あれ?僕の給料いくらだったっけ?ってみたいな感じで(笑)

ビルを買ったんだけど、その2ヶ月後には売らなくちゃ、みたいなことになってしまうと思って、いろんな人に相談しました。

「このビルで面白いことしたいです!借りませんか?」というふうに、いろんな人に聞きました。

貴重な意見をいただきました。

ワクワクしながらも前に進みました。

ここでエピソードを2つ紹介したいんですけど、まず1つ目ですね。

とにかく人に会いまくるって話なんですけど。

まず会社の人に「ちょっと面白いことしたいんです。ビルを買おうと思うんで、借りてください」って言うんですけど、「面白いね」とは言われるんですけど、なぜか、借りてくれない(笑)

なので、「そしたら、借りそうな人を紹介してください!」って言って、次の人に会って、同じ話をして…

でもなかなか借りてもらえないんですよ(笑)

「それでは、誰か借りてくれそうな人を紹介してください」って言って、次の人に会って、次の人に会って・・・って行ったら、なんと紹介の紹介の、そのまた紹介で「借ります!」という人に会いました。

なので、1つ目のポイントとしては、とにかく会いまくるということが大事です。

1ヵ月間に100人の人に会いに行きました。

今日の千代田区100人カイギもそうですけど、100人の人に会えるというのは、すごい貴重だなと思っていまして。

とにかく、人に会うのが大事かなと思っています。

2つ目は、事務所が入った例なんですけど、ベンチャーの企業さんが入居した例です。

これは、ビルの引き渡しの次の日に、お披露目パーティをやったんですが、 参加者の方に「あの部屋、空いてる?」って聞かれて。

すぐに「空いています!」と返して、4分後には内装とかの写真を送って、契約書も1時間後にチャット上で作って、2時間後には契約。

その日のうちに捺印!みたいな。

なのでここでお伝えしたいのは、とにかく急ぐことです(笑)

とても大事です。

その方は、ベンチャーキャピタルの方なんですけど、「このスピード感、ベンチャーだな」とおっしゃっていました。

その結果、ビルの引き渡しから1週間後には、「全室満室」ということになりました。

なので、助かった…、もうローンが返済できなかったらどうしようみたいな状況だったから、すごく助かりました。

ということで、いろんな人たちに助けていただいて、この3年間ですごく形になってきました。

このビルの中心は、2階にある「プロハ」というんですけど、「TOKYO PRODUCERS HOUSE」といって、プロデューサーになりたい人たちが集まって、副業だったりとか起業だったり、個人事業主だったり、といろんな形があるんですけど、自分のやりたいことを実現するような場所です。

大体、こういった顔ぶれの人たちが集まって、自分たちのやりたいことをやっています。

※個人情報のため画像は割愛

企業さんも、いろんな会社が登記をしています。

いろんな活動をしている人たちがいて、最近話題なのは無人島活用事業といって、無人島を開発する人たちもいます。

小さなビルではあるんですけど、イベントスペースがあって、朝は朝活をやったり、夜は業界の人たちが集まって交流会やったり、 地方に関するイベントとか、不動産系とか人材系のイベントとかもやってます。

「プロハナイト」といって、自分たちよりもちょっと先を行く、同世代の話を聞くイベントも人気です。

そして、はじめに「食べる・住む・働く」というのをテーマにしていたんですけど、たしかに各階にも、シナジーが出てきました。

1階でケータリングをとって、2階で交流するという「食」と「働く」の掛け算であったりとか、4階、5階が住居なので、2階で「働いて」、4階5階でシェアハウスで「住む」みたいな、それの合わせ技であったりなんてこともしています。

ビルから出ないケースもあって、3階で起きて2階で仕事をして、1階でご飯を食べて、4階でシャワーを浴びて、寝るみたいな(笑)

でも、起業したての人たちって、職住近接みたいなのがすごく大事だったりするので、そういう場所として機能しています。

弦本ビルは若手の社会人や学生が中心のビルとなってます。

そして、自分のやりたいことを実現する場所になっています。

ぜひ、私たちと一緒におもしろい場所を作れればなと思っています。

いつでも遊びに来てください。

以上です。

書籍出版のご案内

そして、最後に少し、宣伝なのですが本の紹介をさせてください。

ひとつめは、さきほどの「プロハ」のメンバーをとりあげた『プロハ夢手帳』という本です。

こちらは、「読む・書く・会いに行く」というのがテーマになっていて、プロハに関わる人たちの、成功の法則といったらなんですが、3年ほど活動をしていて自分のやりたいことを実現するために大切なことが、エッセンスとして詰まっています。

もうひとつは、来年の1月21日に『超ど素人がはじめる不動産投資』という本を出版します。

こちらは、弦本の不動産投資の経験を活かして書いた、初心者向けの本です。

ぜひ、買って読んでいただけたら嬉しいです!

それでは、ちょうど10分になりますので、以上とさせていただきます。

ぜひ、懇親会などでもお話させてください。ご清聴、ありがとうございました。

関連リンク:
『プロハ夢手帳』
http://producershouse.jp/dreambook/
『超ど素人がはじめる不動産投資』
https://www.amazon.co.jp/dp/4798160067/

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。