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【2020/4/15】IMFは世界のGDPが3%下がると予測したが、不確定のため様子見がよい

目次

経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート

2020年1月以来、コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、株式市場の暴落やその後の乱高下で市場が騒がれています。

そのような状況のなかで、高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、今回勉強ノートを作成することにしました。

とくに、高橋ダンさんがウォール街で実際に経験したリーマン・ショックからの学びや、暴落に対する向き合い方は、必見です。

「投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!

高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。

IMFが発表・世界暴落⁉ IMF Predicts Economy Crash⁉ Dan Takahashi ダン高橋

IMFは世界のGDPが3%下がると予測したが、不確定のため様子見がよい

IMF(国際通貨基金)が2020年のGDP成長率が過去最大規模の下落をすると発表した

(参考) 日本経済新聞
  • IMF(国際通貨基金)今年のGDPの成長率は、リーマン・ショックを超える過去最大規模の下落になると予想した
  • 実際には4パターンのシナリオを発表したが、4つもあることは上下幅が大きすぎて違和感がある
  • 多くのメディアは恐怖心を煽るために、最も悪いシナリオを採用して発信している

IMFの予測を国ごとに分けてみると、先進国が下落する一方で、新興国は上昇すると予測されている

世界の成長率、来年最大で5.8%: 日本経済新聞
(参考) 日本経済新聞
  • 世界は3%、日本は5.2%、アメリカは5.9%、ヨーロッパは7.5%で下落すると予想されている
  • しかし、2021年には回復する見込みとなっている
(参考) IMF
  • IMFの国ごとの分析では、中国とインドとは上昇すると予測されている
(参考) Economist
  • 世界経済は-3%といわれているが、先進国は-7%、新興国は-1%の予測
  • 先進国では新型コロナウイルス感染症が流行しているが、現状では新興国はそこまで大きな打撃を受けていないといえる
  • たしかに、新型コロナウイルス感染症は、アフリカや中東などではそこまで大きくは流行っていない

過去の景気後退と比べると何が完璧に違う

(参考) IMF
  • 2009年のリーマン・ショックのときには、世界的には0.1%の下落だったが、先進国で-3%、新興国で3%だった
  • 理由としては、リーマン・ショックはアメリカでおこったことと、新興国は金融がそこまで発達していなかったため、あまり大きな影響を受けなかった
  • 今回は先進国が-6%、新興国は-1%となっているため、かなり大きい
  • 理由としては、金融がつながっていることと、新型コロナウイルス感染症が中国で発生したことから、影響を受けた
(参考) The New York Times
  • 1932年の最大の暴落では、GDPは世界的に10%の下落、先進国の下落は16%だった
  • 今回の新型コロナウイルス感染症は、大恐慌の1/3程度のレベル

歴史的に、GDPと株式市場には相関がないため、GDPが下がっても株式市場が同規模で下がるとは限らない

(参考) knoema
  • リーマン・ショックでは世界の経済成長が-0.1%の下落をしてにもかかわらず、株価はアメリカでも日本でも1年半で約50%も下がった
  • 長期的には、GDPが株価へ及ぼす影響はわからない。経済は市場に直接の影響を与えるものではないため
  • 市場は需要と供給で価格を決めている。とくに中央銀行などの大きなプレイヤーの影響が大きい
  • 今回、中央銀行が株価を買い支える場合には供給は下がらない。一方で会社が現金の確保に走ると、株式も債券も供給は下がる

IMFの予測は不確定な要素が多いため、しばらくは様子を見るのがよい

  • IMFのデータは2020年1月~3月のもので短期間、4パターンも出ているので予測が当たるかは不明
  • 今後の新型コロナウイルス感染症の影響次第で、大きく可能性がある
  • しばらくは様子見をするのがよい

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。