99.9%は幸せの素人(読書ノート)
- 世の中には頑張っている人が多いが、生きるための努力であり自分が幸せになるための努力に直結していないことが多い
- 幸せになるためのリテラシーが低い
- 多様化の時代、SNSの時代、これでよかったのかな?と考えてしまうことも多い
- 近年は心理学が発展し、科学的に幸福が解明されてきている
- 20代の幸福度は60代とほぼ同じ。80代のほうが20代よりも幸福度が高い
- 幸福度の高い社員は創造性が3倍、生産性が31%、売上が37%高い
- 知識の量ではなく行動の量、できることの数が大事
- 不合理行動(人間は過去のどこかで、何かを恣意的に決断し、その決断が自分の中に定着すると、その恣意を貫き通す特性がある)
- お金はあったほうがいい。収入が増えるほど感情的にも幸せになる(ダニエル・カーネマン氏)
- ただし年収800万円を超えると幸福度はあまり変わらなくなる
- 年収が2倍になっても幸福度は9%しか上昇しない
- お金を使う楽しみは金額ではなく単価を下げて回数を増やす方がよい
- 人が幸せを感じるのは物を買ったときよりも経験や体験をしたとき。自分の過去を振り返ってみてもそうではないか
- 経験や体験は時間が経つにつれて満足度が高まるが、物は買った後に価値が下がり満足度を下げていってしまう
- 幸福度が高まる経験は、人と関わり世界とのつながりを感じられる経験、繰り返し語れるような想い出となる経験、自分のなりたい自分に近づける経験、簡単に手に入らない経験
- 経験することの時間の長さは幸福度とは無関係。短時間でも経験することが大事
- 自分のためにお金を使うよりも誰かのためにお金を使ったほうが幸福度は高まる。金額は関係ない
- 寄付をすると家庭の所得が2倍上がるのと同様の幸福度を得られる。分け与えることで自分に余裕があると思い幸福度が高まる
- 他人に分け与えずケチることは身体的なストレスにつながる
- 温かな人間関係を築くことが社会的に成功し幸福度が高い(ハーバードメン研究)
- 幼少期の母親との関係で将来年収が870万円変わる
- 人を愛する力(アルギニンバソプレッシン受容体の濃度)が高いほどよいが、生まれながらに決まっている。一方で幸せホルモンのオキシトシンはコントロールできる(ハグをする、心温まる映画を観る、親切は一日一善よりも1日にまとめておこなったほうがよい)
- 友達は人数よりも多様性があるほうが幸福度が高い
- 親しい友人が幸せな場合は自分の幸福度も15%上昇する
- 社会とのつながりを感じることで幸福度が上昇する(お店の店員さんにありがとうと一言いうだけでもOK)
- 幸せになるためには相応の努力をしなければならない(目が覚めて突然幸せになるなどはない)
- 結婚することによる幸せホルモンは2~3年しか続かない。それ以降は安心感のホルモン(ベータエンドルフィン)
- 結婚相手といることを当たり前だと思わないことが大事
- 性格の一致度合いは離婚に関係ないが、価値観の一致度合いは関係ある(お金の使い方や子供の育て方など)
- 価値観について話し合い共通する価値観を見出しておく
- 同じ時間をともに過ごすことおで幸福度が高まる
- 辛いときよりも嬉しいときに一緒にいるようにする
- 一般的にイメージされている幸せは、自分にとっても幸せとは限らない
- 個人的な成長を感じることで将来への希望が生まれ、ポジティブになれる
- 心配事が起こる確率は13%で、そのうち対処できるものは80%といわれている
- 心配なことと心配度合いを書き出して、1ヶ月後に振り返ってみるとそこまで心配しなくてよかったことがわかる
- 自己肯定感が高いほど幸福度が高くなる
- できない部分がある自分を受け入れることが大事
- 自分で自分にかけてあげたい労いの言葉を自分で言うことで自己受容力が高まる
- 幸せを感じている自分やなりたい自分が思い浮かばないときには、反対側からのアプローチで不幸やなりたくない自分を思い浮かべるとよい
- 毎日満足度の◎○△✕とその理由を書くことで、満足度に与えるのは人の役に立てたときだと気づくはず
- 他人と比べなくても幸福を感じられる非地位財から得られる喜びは長続きする
- 瞬発的に行動力を生み出したいときには地位財をモチベーションに、継続的に頑張りたいときには非地位財を目的にと使い分けるのがよい
- 好きなこと、世の中の役に立つこと、収入が得られること、得意なことを両立すると生きがいを感じられる
- インターネットなどで世界レベルと比較するのではなく、クラスで1番程度のレベルになればOK
- まずは好きなことで1,000円をもらってみる
- お金よりも時間を意識すると、仕事よりも人との関わりに重きを置くようになる
- お金を得た後にどのような時間を過ごすために使うかを考える
- 実現しているかどうかに関わらず、夢や目標がある人のほうが幸福度が高い。夢や目標を持つこと自体が大事
- 夢や目標に近づいている感を感じている人ほどモチベーションが高まる
- 仕事は意識次第でジョブ、キャリア、コーリングに分かれるが、仕事の意義を感じることが幸福度を高める
- 目の前の仕事で価値を提供している顧客や関係する部署の人たちに関わることで、自分の仕事が誰かの役に立っていることを実感でき、やりがいや責任感が芽生える
- 日々の仕事にちょっとした変化を加えてみる
- 乱雑な場所ではなく整理された場所にいるほうが幸福度が高まる
- メールの確認は1日に3回までがよい。通知が邪魔をすることで集中力がもとに戻るまでに25分かかると言われている
- 寝る前に明日起こると嬉しいことを考えると幸福度が高まる
- 通勤時間は幸福度を大きく下げる
- 時間をお金で測る時給思考になると、時間をお金に換える意識が働いてしまい満足度が下がる