海外の不動産を買い集めていたことでも有名な与沢翼さん。最近は日本株の購入にも精を出している様子です。
今回は、ベストセラーとなっている書籍『ブチ抜く力』の読書ノートを共有します。
目次
『ブチ抜く力』読書ノート
一点突破する
- 一つのことに時間、エネルギー、コストの全霊を注ぐ(人との関わりや飲み会にも行かない)
- 複数のことをしない
- 結果が出ていないすべてのことを辞める
- 飛行機の離陸のように、本気で走れその後離陸して余裕になる
- そこそこの成功でいいやではなく、雲の上の成功を目指す
- 長期の夢は叶わない、短期間で一気に仕留める
- 早く達成できることは、他人からもすごいと思われる
付き合う人を選ぶ
- 有名になり付き合う人が変わると、良質な情報が入ってくるようになる
- 成功者や有名人にかわいがられると、上に行ける
- 自分にネガティブな影響をもたらす人と付き合うのを辞める
時間を作る
- 付き合いや習い事など、時間がかかってお金にならないものは辞める
- 自分と向き合う時間をとる
- 自分の軸を定める
- 新しいものを生み出す
- 完全な自分だけの一人の時間を大量に確保する(孤独になる)
- 富が増えるのは自分の時間からしかない
本質を見極める
- 「本質か?」と疑いながら見直していく
- 根本的で本質的なものを1つ見つけて、突き詰める
- 自問自答し、論理的に説明できるようになる
- 複雑に見えることも、2~3個のシンプルなことでできている
- 場当たり的な対処をしない、根本的な対処をして解決する(二度とミスをしないように)
継続する
- 3週間続ければ習慣になる(ロビン・シャーマ)
- 失敗したときは、失敗する方法を一つ見つけただけ(エジソン)
自立する
- 他人の意見ではなく、自分の決断のみをあてにする
- 会社は成長のために活用する、給料を軍資金にするために働く、人脈づくり、実績づくり、ノウハウ蓄積
- いつでも会社を辞めれる人のほうがいい仕事ができる
- 会社への依存をさげる
- 会社員であれば、自分がオーナーとなる複業をする
- 他人に頼らない、人のせいにしない
- 自分ひとりで考え、自分ひとりで決めて、自分ひとりで動く
- 他人の話も参考にはするが、決断は自分でする、自分の思考を停止させない
- 自分だけの作品をもつ
- 決めたらその場ですぐに動く
他人を気にしすぎない
- 一方的に依存しない
- 群れない、提携しても取り分が減るだけ
- オーナーシップを手放さない、共同経営しない(特に日本では上手くいかない)、スポンサーをつけない、借りをつくらない
- 誘いにのらない、自分で考え自分で選び自分で行く
先駆者になる
- マネをするのは型を覚える最初だけ
- 人のマネをしない、オリジナルのことをする
- マネをすると退化する、迷子になる
- アドバイスは前提条件ではあるが、状況が異なるので役に立たない
- 誰にでもできる、参入障壁の低いビジネスはすぐに儲からなくなる
- 勝率の低いラッキーを目指さない、流行に左右されない
- 勝率は知識や行動で高められる(知識や行動でリスクは下げられる)
- 大物に追随しても振り回されるもの、大物が決めた瞬間が一番の旨味のため
斜め上を行く
- 職権乱用、公私混同をする
- 差別化をしないかぎり飛び抜けられない
- 想定の範囲内に収まらない、驚かれるような斜め上を行く
- 誰もが一目を置くような結果を出す、交渉でも有利になる
儲けつづける
- 売上は安定性と確実性がないので、固定費を下げることが大切
- 一発で儲かる一発屋ではなく、継続して儲かる仕組みを作る
- 一石五鳥以上を目指す、拡張性のあることをする
- 成功したら、本やブログを書いてノウハウを発信するなど
- 失敗を恐れず、種を撒きつづける
- 可能性の低い道ほどリターンが大きい
- 種を巻いたから果実を得られる、行動しないと成果は出ない
投資の準備をする
- いま10億円が手元に入ったらすぐに投資したい先が思い浮かぶぐらい、投資先を探しておく
- 投資はその時がくるまで、勝負の準備をしておく
- 幸せのほとんどはお金で買える
- 少数のよく知る株式、少数のエリアの物件、にしぼる
- 深く調べて、心中するつもりで大きなお金を投資する
- アクセスを踏めるようにまずは少額から様子を見ておく
未来を想像する
- 10年後を鮮明にリアリティをもって想像する
- 10年後には誰にでもなれる
投資のコツ
- まずは業界をマクロでとらえる、業界の用語を学ぶ
- 資金が少ないうちはハイリスクハイリターンを狙う
- 情報収集では、まずは全体を押さえプレイヤーを知る
- 推論を立てる、時価総額上位の会社から見ていきなぜ上位なのかを勘案する。(他社と比較しながら)規模?歴史?利益率?どうすればもっと強くなる?弱みは?
- 時代の波に乗る
- それが起こった後にその業界や周辺がどうなるかを予測する
- 撤退ラインを引いておく
株式投資のコツ
- 長期投資では、無借金で利益率20%以上、配当性向が40%以上の会社が伸びる(先行投資ができるため)、
- テーマ株(仮想通貨、フィンテック、電子決済、人工知能、オリンピック、民泊、自動運転、シェアリングエコノミー)
- 財務諸表に載っていない、まだ織り込まれていない価値を見つける
- ブランド価値、独自技術、伝統と歴史、信頼、取引先、理念や社風、ノウハウ、スキーム
- ストップ高をつけた銘柄が下がるか上がるかを見て売りにいく
- 投資は他人が見ていないものを見つけて先回りするゲーム
- 赤字企業が黒字に転換するかを見極める、月次開示や半期開示で、今後上方修正をされそうかを見る
- 社長のSNSやインタビューでの発言を見ておく
仮想通貨投資のコツ
- リップルが伸びたのはアメリカの会社だから、世界中で仮想通貨がブームになったときに他国に取られたくないとアメリカ経済が思うため
ダイエットのコツ
- ダイエットは食事が9割、運動が1割
- 30分のランニングでもおにぎり1個分しか消費されない
- 1日1日を全力で過ごす、毎日モニタリングしてPDCAをまわす
- ゆるい目標は自分を甘やかす
個人の時代が来る
- 実名で個人の情報を発信し続けることが、今後大事
- 自分を棚卸しして分析する
発信する
- 自分の考えが整理できる
- フォロアーが増える
- 広告依頼が増える
- 影響力が高まる
- 仲間探しができる
人を魅了する、一目置かれる存在になる
- 周囲の人からの協力を得るために
- パートナーとして組むために
- 大きなビジョンを見せる
- 負けないために、勉強する、努力する
交渉力をつける
- YESかNOのどちらかを決める
- やる気を伝える、相手のメリットを伝える
- ビジョンを伝え、これから大物になる雰囲気を出す、優遇や応援をしてもらう
- 特別なことをしてもらう
- サービスの提供者に敬意を払う
- お金を払うとしても、価値をもらうことに感謝する
- 礼儀を忘れない
自分に力を与えてくれるものを身近に置いておく
- 本、格言、歴史、有名人
- 失敗するたびに成功に近づく勇気をもつ
海外不動産のコツ
- 海外不動産は値上げしていく前提
- プレビルドは未完成で購入して完成時に値上がりする仕組み
- 人口ボーナス期:労働生産人口15~64歳
- ベトナム、ラオス、カンボジア
- 国は国民の貯蓄をもとに借金を返済する
- アジアの不動産は6~7%の利回り
- 不動産は損しすぎることがない
- ドバイは住居があるとビザが取りやすい
- 不動産は担保として見てもらいやすい
- ヨーロッパ→アメリカ→アジア→アフリカへシフトしていく
- アフリカの土地(今は電気も水もない)は自分たちが水道や電気を通すからといって土地をもらう
- 焦って売っているものから買え(悲しみの裏で成功者が生まれる)
- 居抜きで買う、プレビルド、事情のある投げ売り、狼狽売り、損切り、事故事件
- 虎視眈々と待っていないとつかめない
- プレビルドは完成しないリスク分を割引しているが、未来の経済成長の増加分も割り引いて買える
- 不動産の価値は下がっても、物価が上がると賃料相場も上がる(GDPが2倍になれば地価が2倍になるかもしれない)
- 海外不動産を買うとその国の信頼を買える、地元銀行からの融資、VISA
労働について
- 間違っているのは年収を上げること(仕事を頑張る、転職する)
- 4,000万円を超えると個人課税税収(所得税、住民税)で半分を取られる
- 銀行は低金利で預金を預かり、低金利で大企業や富裕層に貸している、大企業や富裕層に搾取されていることに気づいていない
- 足し算の世界(毎月の足し算)ではなく、掛け算の世界(複利)
- 生活費のためだけの仕事をしても、仕事からは抜け出せない(未来への意味があるのであればいいが)
- 社員は雇わない
与沢翼さんについてさらに学ぶには
なお、与沢翼さんの『お金の真理』の読書ノートは、以下にまとめています。
また、与沢翼さんから学ぶ「資産家」になるための4つのステップについては、以下にまとめています。