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「やりたいこと」を追求する
Q:現在のお仕事は?
現在は二足のわらじを履いています。一つ目は合同会社ジョブライブの代表です。
ジョブライブは人材会社で、採用プロモーションの企画として1DAYインターンを実施したり、人事コンサルティングとしてアルバイト採用のサポートを行ったり、就活支援なども行っています。
その他にも個人的にウェブサイト作成やチラシ、名刺デザインも請け負っています。最近のプロハの店舗カードも僕が作ったのですが、とても好評でした。
もう一つは、実は私は現在立教大学の六年生でして(笑)、今年度卒の予定なので、学業と企業経営をやりながら自身で就活もしている、という状況です。
学生団体でぶつかった自己実現の「壁」
一年半前、東京PaKTというソーシャル系の団体を立ち上げていて、そこでも学生を対象として同じように「やりたいことを実現させる」ためのプロジェクトを行っていたんです。地域興しだったりとか、日本文化と若者をつなぐコミュニティ作りだったりとか。活動にあたり、私は企画を実際に形にする方法、そしてそのプロジェクトを継続的に運用する方法を意識していて、東京PaKTを卒業するメンバーが「この団体にいてよかったな」と思えるような組織運営を心がけてきました。
しかしメンバーの中で、団体の活動の中で「やりたい」と思って始めたことをこの先社会でも同じようにやっていけるという自信を持っている人間が誰ひとりいなかったんです。むしろプロジェクトを進める中で起きた失敗や壁にぶつかった経験などから、「自分たちの能力は社会では通用しないのではないか」という恐怖が勝ってしまっていたんですね。その結果、就活においても自分のやりたいことというのを貫き通せない人たちがたくさん出てしまったんです。これではいけないと。
もともと現代日本の就活やインターンプログラムのあり方にも疑問を感じていましたから、これを変えてやりたい、と考えて始めたのが今の合同会社ジョブライブです。
まず初めにやったのは、編集者志望の学生に向けた「一日体験プログラム」というインターン企画です。
従来の多くのインターンで与えられるひたすら雑務をこなすような仕事は、確かに入社したばかりの新人には必ず要求される仕事ではあるんですが、それではいずれ新人を脱したときにその職種で求められる固有のスキルや視点を学ぶことができない、と感じたんです。そのため一日体験プログラムでは、そういった職種ごとのリアルを体験できるような企画づくりを目指しました。
第2回は人事、第3回は保育士という職業の若手社会人を招き、会を重ねるごとにリピーターが増えてくれて、自分の創出した価値の方向性は間違ってなかったんだな、という手ごたえを掴むことができましたね。
Q:ジョブライブのテーマは?
発足当初から軸にしている「仕事のリアルを体験してもらう」「誇りを持って働いている人間との出会いを用意する」という2つのテーマをベースにして、さらに発展したサービスを提供していきたいと考えています。
ジョブライブ独自の発想として、個々人のやりたいことを実現させるためには「知る・試す・やる・発展させる」という4つのプロセスが必要だと定義しているので、これを最大限に反映させた機会提供を心掛けたいですね。
Q:現在のプロハについて
何よりも「面白い人たちがたくさんいるなあ」という印象が強いですね。いろんなタイプの人たちがいて、意見を交換し合えるのがいいところだと思います。
神田という立地もいいですね。学生も企業もたくさんいるところなので、ジョブライブという会社にとっても非常に親和性の高い場所だと感じています。
登記しているのがプロハの2階で、私自身が5階に住んでいるので、起きて1分で仕事ができるんですよね(笑)。このスピード感なんかはいかにもベンチャーらしいですよ。とても助かってます。
通常の自宅兼オフィスではイベントスペースは併設できませんし、1階に出前を頼める中華屋もありませんからね。各フロアの組み合わさっている感はすごく面白いです。近隣の土地に、プロハ2号ビルなんかできたらいいですね(笑)。
この1年間で、プロハは挑戦する若者たちのための場所、という設立当初の理念が、実際に集まってきている人たちによって実現されつつあると思うので、今後もビル全体がその方向へ進化し続けていけばいいな、と感じています。
自分が何かしたい、あるいは何かができない、そう感じたときにすごく頼りになるメンバーがたくさんいるんですよ。
そのため、何かチャレンジしたい人がいたらぜひ私も関わっていきたいなと思います。そのため、私自身のバリューもこれまで以上に発揮できるよう努力していきたいですね。