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ヨーロッパ周遊記(20100828ローマ→バチカン→ローマ)

睡眠を2:30→7:00でとる。朝起きて、受付のお兄さんに連泊させてもらえるかと聞くと、パソコンでもう一度予約してくれと言われる。
昨日の山本くんに、今日は一緒にバチカンに行かないかと誘われる。先に早いうちに洗濯をしたいと伝えると、彼もしようと思っているらしい。

なので、9:00になって、山本くんと洗濯と乾燥にランドリーまで歩く。二人で一緒に洗おうかと話していると、おじさんに強引に別々に分けられて、もう動き出したからと言って、洗濯4ユーロ、乾燥4ユーロ、洗剤1ユーロの合計9ユーロを取られてしまった。

乾燥の終わるまでの1時間を、山本くんとこれまでの旅や今後の予定の話をして過ごす。大学2年生でヨーロッパなんて、羨ましいなぁ。

午前中は一緒にバチカンに行くことにした。
洗濯物を置きに部屋に戻り、荷物はデジカメと携帯電話と財布と地図だけにした。身軽な観光の再来だ。バチカンは見どころが多いだろう。荷物がないと自由に動けて嬉しい。

いよいよバチカンの国境を越える。国境といっても、普通の道路と広場の境目しかない。バチカンは、「いちこく」ではなく「しこく」と読むらしい。

サンピエトロ大聖堂では、列に並んで、X線を通して、5ユーロを払って、展望台まで551段の階段を上がっていく。

どんどん狭い階段になっていく。
頂上の展望台でバチカン市国を眺める。バチカンは狭かった。景色はローマが大部分を占めている。

サンピエトロ大聖堂の、寺院の広く厳かな内部を見て、解散することに。

俺はそのままバチカンの郵便局で、ローマのハガキを2枚で1ユーロ、バチカンのハガキを2枚で1ユーロ、切手を2枚で1.70ユーロを購入する。いったんホステルに戻って、再びチェックインをして9.90ユーロを支払う。昨日よりも少し安くなった。

手紙を書いて、13:00に再出発する。そしてバチカンのポストに彼女と弟への手紙を投函する。ローマのお土産やさんには切手はないらしく、尋ねるとトーバッキー屋に行けと言われる。
トーバッキーことタバコやさんで1.70ユーロで切手を2枚購入する。だいぶ勝手が分かってきた。人生ってそんなもんなのかな。

ローマの休日の真実の口、コロッセオなどを見る。

スペイン語でスペイン語は「エスパニョール」、イタリア語でイタリア語は「イタリアーノ」なんだな。

今日は公の場の水道から流れている水を飲んでみる。普通に飲める。てかヨーロッパの人も水を飲んで生活しているんだから、水が飲めないっていうのはあまり考えられないよなぁ。
それにしても、垂れ流しなんてもったいないなぁ。。。まぁ、噴水なんかと似たような感覚なのかな。

16:00に明日のチケットを買いに、テルミニ駅へと向かう。ものすごく混んでいて、30分も列に並ぶ。まぁ、歩き疲れた休憩にもなる。そして、これまではメモを見せながら話していたものの、そろそろメモは不要かなと思い、口頭で行き先を伝えて値段と時間を聞いてチケットを購入する。
それなのに「ウイーンに行きたい」と言ったら、どこだよと言われた。「Wien」と言ったら「ヴィエーナ」ね、と訂正された。日本とは読み方が違うのか。
2枚の切符を購入する。ヴェネチアまで7ユーロ、ヴィエーナまで10ユーロだった。
日本って外に国旗を掲げないよね。外国の方が日本よりも日本の国旗を掲げてたりして。

ここで、これからの課題をあげておくと
・明日のヴェネチアへのチケット
・ヴェネチアの次の目的地はウィーンへ
・ヴェネチアから先の夜行列車のチケット、所要時間はどのぐらいか

俺は人が好きだからこそ、人を幸せにする仕事がしたい。人々が幸せそうにしているのを見るのが幸せだ。他愛のない日常でもいい。これが自分の本心でよかった。

すべての道はローマに通ずる。古い歴史のある、世界の中心のようなローマに来れてよかった。また若き頃を思い返したくなったらここに来ようと思う。しばらくはここには帰ってこないかもしれないけれども。
夕飯にピザ、ソーセージ、フライドポテト、クッキーの詰め合わせ、ジュース2本を購入して11ユーロほどを支払う。

19:00にへとへとになり帰宅する。
受付の人に尋ねると、ベッドは他の部屋に20:00までに作ってもらえるらしい。「very soon」で対応すると言われたけど、まったく動く様子はない。

その間、山本くんと夕飯を食べる。ここに来て、初めてのシェア飯。パエリアをもらい、スペインの名物料理ピザとポテトをあげる。

受付のお兄さんの手伝いの、アメリカのジャージー州出身の男の子は、一昨日まで数週間日本にいたらしい。日本に興味があるという。日本の国旗やTシャツやハチマキを持っている。

彼女と30分ほどSkypeをして、夜のローマを見に山本くんと出かける。受付のお兄ちゃんたちはふざけて闘っていた。
歩いて、昼に行ったトレビの泉や、コロッセオを見てまわる。

相変わらず観光客が多い。オレンジ色の光がまた別の新鮮さを与え、施設を際立たせている。

野外で声をかけて物販をしている人は、夜は光るおもちゃを売っている。昼はブランド物のバッグだったのに。時間によって商品を変えるのが面白い。
山本くんの話だと、日本人は海外に住み着かずに母国に帰る国民性があるらしい。そのため雇いやすいんだそうだ。一方で韓国や中国の人は母国を離れてその土地に住み着くことが多いというのだ。

帰りはテルミニ駅まで歩いて、Aラインに乗って帰宅する。
駅の入り口からプラットホームまでが遠くて、1駅分ぐらい歩いた。初めての地下鉄だった。乗り方を覚えた。地下鉄は1ユーロで10分だった。あんなに長い道のりだったのに。

0:00ちょうどに帰宅する。シャワーを浴びて、パソコンを開き、じっくりと記録する。
ウイーンの地図を確認して、ウイーンのホステルを予約。荷物を移動させようとしたら、俺の予定のベッドに他の人が寝ていた。そので受付の人に聞くと、また別の部屋に移動して寝ることになった。

3:45、おやすみなさい。

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。