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ヨーロッパ周遊記(20100815ロンドン、ビッグベン)

睡眠を0:00→6:00でとる。5:00に一瞬、西洋人らしき2人の騒音で一度目覚めるたものの、昨晩5:00に旅立つ準備をすると一言断りをされていたんだった。安心して眠りに戻る。またしてもぐっすり眠る。
6:00にあらためて起床。サラダを食べる夢を見る。無意識に身体が野菜を欲しているのだろうか。
6:30に布団から出て、このホステルで1番水の出るなシャワー室を探して入る。服を脱ぐ前に、まずはお湯が出ることを確認するのが肝心だ。

何故人はシャワーを浴びるのか。それは病気にならないように清潔にしておくためで、他人に不快感を与えて自分の信頼を失わないようにするためなのかね。
1時間ぐらいゆっくりと、ひげそりから歯ブラシまでを済ませる。
ここのホテルのレビューは65%だったけど、最悪というわけでもない。大学受験で浪人していたときに、週に水曜日と土曜日がお風呂の日とかをやってた時期が懐かしい。

うるさくならないようにドライヤーを生乾きで半分までして、荷物の整理でがさごそしないように気をつけて、パソコンをつける。
シャワーで電気シェーバーを落として考えた。オンライン取り扱い書ビジネスで、故障の不具合→新しい商品の広告は上手くいくのではないだろうか。
地図を広げて考えた。地図は施設と人との物理的なマッチングなんだ。施設からお金をもらって施設の広告を入れればマネタイズできる。

今日は早々と、パソコンで今夜の宿探しだ。
一夜限りのその日暮らしの方が、遊牧民らしくて、冒険っぽくて、刺激的で楽しい。
でも昨日は観光地をまわらなかったのは、少しもったいなかったかな。
今夜のホステルは、インが11:00から、アウトは10:00だ。評価は71%、クレジットに1.80ポンド、受付で7.19ポンドの予定だ。
9:15に荷物をまとめてチェックアウトする。クレジットカードの頭金は初日は1.5ポンド、ここでは2ポンドの請求だ。ここでは19ポンドを払って、キーを返すと10ポンドが返ってくるシステムになっていた。軽い気持ちでキーの持ち逃げをされるとやっかいだから、デポジット制にしているのだろう。

今日はまず荷物を宿に置いて、大英博物館、ビッグベンを回ろう。
洗濯とブリットレイルの購入と郵便ができたらラッキーだ。さらに、チケッツに行って、演劇のチケットが買えたら申し分ない。
荷物をまとめたらリュック一つに、ジュースを手持ちすることになった。オレンジジュースもアップルジュースと同じ果汁50%なのに、濃い味だ。
コンタクトと靴を履いて、レッツゴー。

路上では、状況に合わせてシャキシャキ歩いたり、ゆっくり歩いたりをする。後ろに人がいるときは意識して足早に、一人の時にはゆっくりとだ。
でも強奪にあってもいいとも思う。それも経験だ。
この旅での醍醐味は、一人で歩き貧乏旅行をすることだ。言い訳なくこれが楽しいと感じる。
仮に自分がお金持ちになったとしても、こんな旅行をするのかな。それとも若くて学生の旅行しかできない今のうちだけなのかな。

現地民の買い物袋から地元で信頼のありそうなスーパーを分析する。
店の前で水まきや掃除をしているのは、衛生面で集客機会を失わないようにするためだろう。著しい売上の低下よりも、水道代と人件費の方が安いのだろう。

10:15にマーブルアーチのベンチに腰を下ろす。昨日のハイドパークの、逆側の一角だ。
外国人の観光客を眺めて思う。英語なんて大して使えなくてもなんとかやっていけるんだ。
やっぱり一人の方が、他人に気を遣わないし自由でいい。

オクスフォードストリートは日曜日だからというのもあってか賑わっている。悪い人はいなさそうだ。オクスフォードストリートからベイカーストリートを歩く。名探偵コナンのような幽霊はいなさそうだ。

公園で少し休む。どうしてリスはあんなにもクネクネ、リズムカルに歩くんだろうか。

食べ物やお金はありすぎても仕方がない。時間やその他の価値との兼ね合いで、最適化するべき均衡点を見つけるべきだ。
なぜ人は走るのか、なぜトレーニングをするのだろうか。気晴らしなのか。健康の維持のために、トレーニングの投資をする価値があるからか。
寿命よりも、今の楽しみを優先させたいからタバコを吸う真理に近いのだろうか。
ここでは女の人もタバコを吸っている。妊娠中の女性も吸っていたのを見掛けた。

なんでスポーツ選手を目指すの?なんでそのスポーツが好きなの?
なぜ恋人と同じ時間を過ごしているのだろうか。それは人間が求めている本質なのだろうか。
そして林檎をそのまま丸かりするのは流行りなのか。

オシャレはどうして必要なのだろうか。この人のことをもっと知りたい、関わってみたいって思って欲しいからなのだろうか。
絵を描きたいと思うのは、この景色好きだな、記録に残したいな、って思ったからなのだろうか。

この公園は、大きな一つの公園の中に、いろいろな公園が入っているという感じだった。
街中の公園には、遊具がない、芝とベンチばかりの公園が多い。どの公園も同じような風景だ。
そして日本食レストランが意外とある。
日本の回転寿司屋の、お皿の色で値段を表現して、あとで数えて料金を計算する方法って、上手いやりかただよなぁ。

12:30に目的の宿に着く。Smart Russell Squareというところだ。
すごくいい。これで朝食付きで7.19ポンドとクレジット分だなんておトク過ぎる!
もう一日滞在しようかな、なんて。

乾かないと困るから優先ということで、洗濯をしにランドリーへと向かう。4ポンドで洗濯を開始すると、表示で37分かかるとわかる。
その間に、ラウンジでパソコンをつけて、デジカメの充電をする。
調べてみると、郵便局は日曜日は休みだそうだ。
洗濯が終わると、今度は乾燥に2ポンドで40分だ。乾燥の間にツイッターの返信を済ませる。
洗濯のためにコインを残しておいてよかった。調子に乗ってコインを入れまくったらお釣りの1.80ポンドが返って来なかった。掃除のおばさんも分からないというので諦める。

14:45にホステルを出て、大英博物館とチケッツを目指す。
傘も持たずに、手ぶらなのが爽快だ。所持品は貴重品類、お金、携帯電話、デジカメのみだ。
両替屋さんのBurudeau Changeのポンド円が139.25円が安い。
チケッツの掲示板では、マンマミーヤしかタイトルが分からない。さすがに8,000円は高いよなぁ。観るのを諦めることにした。

ロンドンのSOHOはアダルトなお店ばかりだった。
せっかくなので、ピカデリーサーカスの構内のトラベラーズインフォメーションで、ブリティッシュレールパスの買い方を聞いてみることにする。
すると、チケット案内所をたらい回しにされて、ついに2箇所をまわって、お店の人に聞いてみてら、やっとのことでツアリスト向けのインフォメーションの場所を見つけ出した。
途中、日本人のおじさんが三越を探していたので場所を教えてあげた。

トラベラーズセンターは日曜日は16:00で閉まってしまっていた。月曜日は9:30~18:30の営業だ。
仕方がない。明日の昼にまた来よう。今日のうちに観光を制覇するプランに変更だ。
インフォメーションのマネタイズはどのようになっているのだろうか。旅行会社の広告なのだろうか、政府観光局のように、観光客の活性化のための資金が投入されているのだろうか。

チケッツからナショナルギャラリーに抜けたところでビッグベンが見えていたので、ビッグベンの方向を目指す。

黒人の兵隊さんは全く動かず瞬きもしなかったので置き物かと思ったけれども、人間だった。
兵隊さんの横で、子供たちが写真を撮って人だかりになっていた。
ベンを見て、「おー」ってニッコリする。ハガキの絵や、昔どこかで見た写真と同じ形なのだ。ベンは国会議事堂の一部だった。隣の寺院を見て、次はロンドン橋を目指しす。

すぐ隣の橋は、特に観光客で混んでいた。川を超える橋は数が少ないので、行き詰まりやすいんだろうな。橋に来て建物がなくなったために、風が強く吹いているのを感じる。

日本のことを思い出す。
今度は日本で集団で自転車か無人島の旅をしたいかな。なにかでお金を稼ぎながら旅行できる仕組みを考えたい。日本はものすごく安全だよなぁ。まわりでスリに遭ったとか、聞かないし。
日本では必要に駆られないとクレジット決済をほとんどしないな。
日本ではロンドンほど、路上で絵を描いたり楽器を演奏したり笑わせてお金をもらおうとしない。法律がそれを許さないからなのだろうか、他の生き方があるのだろうか。

目玉の形をした観覧車はロンドンアイと呼ばれるらしい。その手前のマクドナルドにて、4.29ポンドでビックマックのセットを注文する。オレンジジュースはトロピカーナだった。日本でもトロピカーナだったのかもしれない。

マクドナルドでは、注文の場所、会計の場所、受け取りの場所、とレジが別れて一直線になっていて、人の流れを効率的に処理する仕組みができていた。
今日は相当歩いたベ。まだまだ行けそうだけど、明日に響いたら嫌だなぁ。。。

ロンドン橋に行くも、目的のロンドンで有名な方の橋はもう少し先だとわかった。パンフレットなんかに載っていた橋は、ロンドン橋ではなく、もう一つ先にあるようだ。
ここの街並みは、ディズニーシーみたいなところだな。


喉が渇いたのに、日曜日の19:00は既にスーパーが閉まってしまっている。
道路には制限速度も書かれていないし、街中に自動販売機がない。
やっとこさ見つけたコンビニのようなお店で、炭酸のレモンを購入する。いくら??
炭酸のレモンは苦めで美味しかった。でもやっぱり、お酒で割るのを前提にしたかのような濃さなのだ。

19:15にセントポール寺院に到着する。


15分おきなのだろうか、どこかで鐘が鳴る。
歩き疲れて思考がぼーっとするようになってきた。立ち止まると座ってしまいたくなる。

似たような建物ばかりだ。こりゃたしかに、すべての道に名前を付けなきゃダメでしょう。
円形になっている他のサーカスを見ながら帰る。
マクドナルドは日曜日の夜でもやっているんだな。

20:15、無事に帰還。靴擦れが痛い。
トイレと歯磨きだけを済ませて、荷物を整理して、地図に今日の経路を記録する。
今日は確実に、高校の文理ウォークのときよりも歩いた。韓国のとき以来だ。
日記を書き足して、21:30におやすみなさい。

昨日と同じで足は伸ばせないけど、プライベートの空間としてはばっちりだ。

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。