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ヨーロッパ周遊記(20100823リスボン→マドリッド)

睡眠を0:45→8:00でとる。朝起きて受付のマリアナにチェックアウトの時間を尋ねると、チェックアウトは12:00だけども、12:00までに部屋の鍵を返しさえすれば、引き続きパソコンやトイレなどを使ってもいいと教えてくれた。

朝食、充電、シャワー、洗濯物の取り込み、荷物の整理をして、12:00にチェックアウトする。
ゲストハウスはいいところだった。女の人だらけだったけど。


曇り空だが日射が暑い、風がある。気温は29度だ。
まずは、7世だかの作った大きな公園から攻めてみることに。大きなポルトガルの旗が歓迎してくれている。

人は、古代から服を作り、食事を作り、家を作りとしてきたけれども、他人との物々交換、とりわけ通貨の出現によって、基本的生業から、より発展的なことをするようになってきたはずだ。その結果、欲望が細分化され多様化されて、それを満たすために消費も収入もさらに増やすようになってきたのではにだろうか。

人生は、生きるために働くことが満たされた上では、暇つぶしだと思う。根本的には、必要最低限の衣食住などを満たすために働けば充分だ。衣食住さえ満たされれば、自分よりも他人のために生きてもいいはずだ。誰かがやるから自分もやるのではない。世の中は単純なのに、複雑にしているのは自分であり、社会なんだろう。

自分が生まれながらにして善人で誠実だということが自分自身で認識できたのが嬉しい。悪いことを考えることは少ないし、自制できている。これが良いのか悪いのかは分からないけれども。

お金を徴収するのは、お金を払ってでも利用してもらえる人により快適に利用してもらうためと、お金を取ることで、お金を払える人に優先してサービスを提供するためのものだろう。

公園から戻って、市内のインフォメーションセンターに行って地図をもらう。郵便局の場所を尋ねると、目の前の建物だと言われた。笑った。
お土産屋さんで2枚で1ユーロのハガキを購入する。2枚で1.6ユーロの切手を買って、彼女と家族に手紙を書く。そして15:00に郵便局を出る。

坂で石畳なので歩くのがつらい。ようやく観光客が増えてくる。

小雨が降り出した。小雨といっても、霧吹きで吹いたような雨だ。周りは傘をさしていない。
やはり地面がアンモニア臭い。歩いて川を眺めて、歩いてベルンの塔を目指そうとするも、だんだん雨足が強くなる。
なので、駅まで引き換えして、パスで無料で電車に乗ることにする。

15:50に電車が発車して、16:00に3駅先に着く。
またしても改札がない。せっかくパスもあるのに、誰もチェックしていないのが不思議だ。

個人の良心に任せているのか、監視カメラで遠隔から見ているのか、人件費よりもただ乗りの方がコストがかからないのか、罰金が膨大なのか、改札のゲートがないのは不思議だ。
電車は日本のと同じぐらいの早さで進んでいた。しかし、車両数は少なく、4両ほどしかない。

川沿いを歩く。川では魚を釣っている人がいる。これで生計を立てるのもありだな。
魚釣りや養殖も面白うそうだ。


「発見のモニュメント」という、ポルトガルから出航する人々の像を見て、ベルンの塔を見る。

海に可能性を感じ、想いを馳せたのだろう。

帰りには美術館の噴水の前で、いつかの胡桃のパンを食べながら噴水の時間を待つ。キリの良い18:00に、予想通りに噴水がなされた。
噴水を見て、もとの駅まで歩いて引き返す。

電車に18:40に乗り、駅に入っているスーパーマーケットにて買い物をする。ポテトチップス、リンゴジュース、パスタっぽいサラダ、水、ヨーグルト、フォーク、チョコレートを、6.01ユーロで購入する。またしてもチェーン店のようなところだ。

行列の待ち時間は、すごく待たされることもあるけれど、振り回されてイライラせずに上手く自分の時間にして、自分のペースで過ごしたい。
ポルトガル語では「オブリガード」が「ありがとう」みたいだ。
川を見ながら夕飯を食べる。曇りがちだけれども、雲と水面のコントラストが奇麗だ。

列車に乗る前に、お城を見ようと歩いて向かう。現実離れした、めちゃめちゃ急な坂だ。
お城はちょうど閉門の時間だったので、まわりをうろついて、いったん中央の広場に戻って、それから駅まで戻る。かなりのペースで歩きまわった。

リスボンの駅について、ベンチで列車を待つ。
すると、ニンが声を掛けてきた。しかも、チケットを見せると、互いに隣の席だった。すごい奇跡。チケットはそれぞれ違う駅で買っていたので、奇跡的な再会になった。

今朝、一緒に行くのを断ってしまったので気まずいかと思ったけど、彼の方が色々なところに行ったみたいでよかった。価値観は人それぞれなので、比べても仕方がないけど。

夜行列車はポルトガルはリスボンを22:30に出発する。
今日は歩き疲れた。
ロンドン時間で23:00になり、睡眠へ。

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。