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ヨーロッパ周遊記(20100819パリ、ベルサイユ)

睡眠0:15→9:30
一度上のベッドの人が出発の準備をしていたようで、目を覚ましたものの二度寝をする。至福の幸せだ。9:30に携帯電話のタイマーで目覚める。

せっかくの綺麗なユースホステルだったから、チェックアウトの11:00よりも早めに起きてパソコンなどをする予定だ。
シャワーから出てきたオーストラリア人に時間を聞かれる。「まだ朝ご飯食べれるかな?」という。「え?朝ご飯食べれるの?」と聞くと、どうやらそうだというので、駄目元でもと、部屋を飛び出してレストランらしきものを探しにいって、中に入ってみる。

食堂ではおばさんが片付けをし始めていた。朝食は7:30~9:30だけど、まだ残っている人が3人ほどいて「10:00までならいいよ」とお許しをもらえた。
そこで、フランスパン、クロワッサン、ラスクのパン3種類、シリアルの3種類、オレンジジュースとココアを飲んだ。

急いで10分で食べて、言われた通りに律儀に10:00にそこを出ようとすると、それを気にしてくれていたのか「残ったパンから3つ4つ持って帰っていいよ」と言われたので、ナプキンに包んで持ち帰らせてもらうことにした。

コンタクトとトイレを済ませて、急いでチェックアウトに向かう。
こんなに綺麗なホステルなのに、ただ寝て起きるだけじゃ、もったいなかったなぁ。
今朝はカルフォルニア人のカップルのうちの彼女が積極的に話しかけてくれたので、久しぶりにまともに英語を会話した。
チェックアウトを11:00ジャストにして、デポジットの1ユーロを返してもらって、教えてもらった近くのランドリーに行く。やはり歩きはじめは靴ずれが痛い。

洗濯4ユーロ、乾燥に1ユーロを、生乾きだったので2回やった。
機械が回っている間に、爪を切る。足が臭い。にしても、臭かったジャンパーを洗えて良かった。
そして、今日の予定を立てる。取りあえずベルサイユに行こう。駅で行き方を聞いて、そのあとのマドリードへの予約をして、それが明日なら今日は泊まりの宿を探そう。2日目の宿の目処はついている。
風呂と洗濯を済ませたので、しばらくはまた余裕ができそうだ。野宿もできる。

ここに来てからというもの、分からないことだらけだ。ネガティブなことをあまり考えない性格なので、悪いことまで考えることが少ないものの、それはまだ考えが甘いということなのかもしれない。
生きることは時間を使うことだ。そしてお金は緊急でなく重要なものだ。100万円よりも1日を大事にしたい。そして、人は目的や使命を与えられると喜ぶものなのだろう。

ところどころで見られる、道路の脇を流れる水のは下水なのだろうか。
バスの横面の広告に、「キタノタケシをぶっつぶせ」って書いてあった。

サンラーザー駅に入って、目に付いたインフォメーションセンターの列に並ぶ。そこでユーレイルグローバルパスをバリデーションしてもらう。
さらに、ベルサイユに行く時間、帰る時間、スペインの首都マドリードへのクシェット(寝台車特急)の予約とチケット発行、乗り方、を英語とメモを使って教えてもらえた。
チケットは73ユーロだ。10万円近くかかったグローバルチケットがあるのに、結構な額を上乗せされるんだな。
列車案内所にて、別の案内の人に乗り場と時間を聞いて再確認して、乗車の前に、駅員さんに、ユーレイルグローバルパスで無料で乗れることを確認した。駅には改札がない。チケットがなくてもただ乗りができそうな構造にみえる。

ぴったり30分で、ベルサイユライブドロイト駅に到着。16:15に、帰りの電車に乗車する。
降車して、昨日とは別の、かなり離れた国際駅までひたすら歩くことにする。
昨日の夜中に閉まっていた郵便局で、0.87セントの切手を2枚購入する。

人が看板の矢印を信じるのは面白い。信じられるもののみが淘汰されて残っているからだろうか。
観光客を寄せつけたいのであれば、その土地の地図が必要だ。完成した地図、未完成の地図、自分で作る地図。

ノートルダムにて18:30の鐘を聞く。フリーハグをしていた。
ひたすら歩く。足の骨に響いてきた。疲労骨折に注意して歩く。
目的の駅に着いた。チケットを黄色い機械に通して刻印する。

インフォメーションによると、20分前に何番線かが表示されるという。

売店で、ポテトチップス2ユーロ、エビアン2.5ユーロを購入する。

寝台車は4人乗りのクシェットだ。19:47に発車。
メキシコ人のブルーノとその父親シーサー、イングランド人のジャックと話をする。
ジャックはパソコンでサッカーのゲームをして、ホラーの映画を見ていた。サッカーの本田の話を、車のことかと思った。他の車両にある寝台車のバーとレストランを見て感動する。

22:00にベッドを作る。下の段で、おやすみなさい。

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。