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ヨーロッパ周遊記(20100827ピサ→ローマ)

睡眠は3:15→3:30、4:00→5:00、5:15→5:45、6:00→6:30、6:45→7:00だ。
文字通り何度も目覚める。時間がゆっくり進む。ひとり思いに耽り、心は充実した気持ちだが、寝た気がしない。
7:00に起床。はじめての野宿はひとまず成功だ。明け方のピサの斜塔を眺めて、昨日追い出された敷地を見て、違うルートから駅まで引き返す。

フィレンツェでまたWi-Fiの電波を探さないと。。。
朝8時の気温は22度だ。

9:01にフィレンツェ行きの電車に乗って、電車の中で着替えたり、昨夜買ったパイを食べたりなんかする。イタリアの都市の駅は、どこも似たような景色だ。列車は10:20に到着した。

駅を出る前に、先にチケットを買っておく。フィレンツェを14:10発、ローマに15:45着のチケットにする。10ユーロだ。
地図の道幅よりも、人通りの多さから、メインの道だろうと勘案して、道を選んで進む。

と、ふと目の前に、文理中学校の制服が飛び込んでくるではないか。咄嗟に、「西武文理ですか?」と、先頭にいたツアリストの人に声を掛ける。
文理中学校の修学旅行生たちが、何この人という雰囲気を醸し出すので、「卒業生です」というと、わーきゃー言われる。

記念に、修学旅行生と集合写真を撮って、引率の男の先生と、何期生かなどという話をする。
すると、背後から、「私、この人知ってる。」と、荻津先生が現れた。

相変わらずの反応で面白い。こんな奇跡はないと、記念に写真を撮る。駅のトイレでヒゲでも剃っておけばよかったかな。
しばらくの間、興奮が冷めやまなかった。現実に引き戻されてしまったような気がした。さっきまでの放浪生活とのギャップがすごい。取りあえずツイートをしておく。

ドーモを見るも、そわそわして落ち着かない。

落ち着きを取り戻しながら、日本で彼女に頼まれていたベッキオ橋を探すことにする。

で、やっとのことで場所を見つけて南京錠を掛ける。

飲み物やさんで1.20ユーロで水を購入する。
落ち着いてドーモを見て、沖縄の国際通りのような市場に入る。そしてピザ2枚で4ユーロを食べる。

本場のチーズと香辛料が美味しい。肉とシーフードの2種類を食べる。

駅の地下で、列車に向けてポテトチップス0.65ユーロと、水1ユーロを購入する。

いよいよ列車だ。列車は噂のユーロスターだ。14:10に発車する。そして睡眠を14:30→15:30でとり、1時間ほど寝て15:45に到着する。

駅に着くと、Wi-Fiに繋がる。そこで、落ち着いて宿の手配、ツイッターの返事、彼女と母親にメールをする。そしてしばらくゆっくりして、17:00に動き出す。

メインストリートらしきを歩く。ローマ、めちゃめちゃスゴい。町全体が美術館だ。

まずは宿を目指すことにする。

香草、ワイン、チーズの香りが気になる。味利きができるようになりたい。

宿に着く。ここは合計で13.90ユーロだ。意外と遠いけれども、歩けないというほどの距離ではない。宿で教えてもらったランドリーは閉まっていた。そのため、今度はその足で今夜の夜食を求めて買い物に行くことに。閉店間際だった。助かった。

宿の玄関で日本人がいたので声をかける。彼は山本といい、立命館の二回生らしい。
夕飯を食べて、コーヒーを飲んで、パソコンで調べて、シャワーを浴びる。シャワー室も寝室も共有だけど、女性が多いので少し気を使わなければいけない。

ここは、朝ご飯はないらしい。パソコンでじっくり調べると、明日の宿は、ヴェネチアの宿は高い、ローマの他の宿は高く悪評も高い。よし、明日は連泊させてもらおう。おやすみなさい。

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。