睡眠22:30→7:30、ものすごくぐっすりと眠る。日本での文理高校での生活や、谷田小学校に集まっている夢を見た。日本が恋しいからなのか、過去を忘れないようにという記憶の整理からなのか。目が覚めるまでヨーロッパに来ていたことを、すっかり忘れていた。
目を覚ますと、4人はまだ寝ている。
こっそり抜け出して、8:00にダイズのオリーブあえと、パンを食べる。と思いきや、パンはカビはじめていたので、途中で食べるのをやめることにした。
シャワーを浴びる。シャワー室をまわっても、結局お湯が出るのは昨日使った方のみだった。
12:00までを荷物の整理などにあてて、のんびり過ごす。すべての充電を済ませて、洗濯物を取り込む。今朝の上着とパンツは生乾きなので、リュックのポケットへ。
スタブがいるから鍵を持たずにトイレに行っていた間に、スタブが外出して鍵を締められてしまった。受付のおばちゃんに「締め出されちゃった」と伝えると、「彼は出ていっちゃったから、バルコニーから入るしかないわね」と冗談を言われた。そして、その後すぐに鍵を貸してもらうことに。
12:00になり、チェックアウトの時間になった。そこで受付のおばさんに鍵を返す。おばさんは一日中パソコンでクロスワードや箱庭のゲームをしている。シーツは替えてくれていたけれども、部屋の掃除はしておらず、それで床が汚いのかもしれない。
手紙を書いて、郵便局に行って、彼女と母親に手紙を出す。
昨日と同じスーパーでの買い物で、4.73ユーロで水とクッキーとコンビーフと酸っぱそうな魚を買う。
明日は夕方に到着する予定なので、長丁場に耐えられるように食料の調達が必要なのだ。
昨日、気になった丘を見に行って、登るのは諦めて早歩きで14:30に駅に到着する。
『トーマスクック』で調べるに、電車は14:52に発車して、テッサロニキ駅に21:00すぎに着く。そして、そこから乗り換えてテッサロニキ駅を0:00発、ブカレストには18:00すぎに着く計算だ。
電車は少し遅れて15:00過ぎに発車する。
隣に座ったギリシャ人のおじさんに、旅は良いものだよと言われた。彼はサントスといって、旅行会社を辞めて、銀行で働いて、定年で退職したばかりだという。
彼に紅茶の缶をおごってもらう。ネスティーのピーチティーだ。シェアしようとコップを出すも、一人で飲んでいいと言われた。
他のギリシャとドイツのハーフの乗客と旅の話をしたり、ギリシャ人で肥満が原因で4回も手術をしたというおじさんと話したり、ギリシャ人のパソコン関係の技術者の人と話をしたり。
ギリシャ人は他の乗客と話すのが好きなようだ。席を移動して自由に話をしにくる。ギリシャに来たタクヤはラッキーだと言われた。
話題は、日本の初任給や家賃や学費、日本の軍隊、彼女の作りやすさについてを聞かれた。日本は首相がころころ変わることが大問題だと言われた。英語が下手なのもすぐに気づかれてしまった。
日本のことをもっと勉強しなくては。どれだけ適当にしか考えていなくて、なんとなくでしか覚えてないんだろう。日本は閉鎖的で、閉ざされた環境のなかで比べあうのかもしれない。海外でもっと研ぎ澄まれないといけないな。
21:30にテッサロニキ駅に到着。乗客たちともとお別れをする。
ここで、ブカレストまでの夜行のチケットが買えなかったら大変だ。
国際線が閉まっていたので、国内線のチケット売り場で尋ねると、22:00に国際線のチケット売り場が開くという。そこで時間まで外を徘徊することに。
22:00に、ユーレイルパスの使えないブルガリアの区間分の21ユーロを支払う。
24時間っぽいコンビニで、水を1.20ユーロ、ラスクを2.20ユーロ、チョコレートクッキーを3.00ユーロで購入する。水は昨日のスーパーと同じものなのに少しだけ高い。
手持ちのかばんがかなり重くなる。これから17時間もの長丁場になると想定されるので、食料には十分注意しなければいけない。
グッディズというファーストフード屋さんにてケバブとポテトをサンドしたハンバーガーだかフランクフルトだか分からない食べ物を1.70ユーロで食べる。見かけより小さくてパサパサしてたけど美味しい。肉はケバブかな。
どの飲食店でも大画面のテレビにサッカーの試合を流している。まるでサッカーを流せばお客さんが集まるかのようだ。
観光地には外国人が多く集まっているのかもしれない。ここではギリシャ人よりも観光客の方が多くいそうだ。