『超ど素人がはじめる不動産投資』を出版するにあたり、いくつか無料の出版セミナーを受講しました。
今回は、出版セミナーで共通して話されていた個人が自分の情報を「売る」方法について共有させていただきます。
実際に出版までにいたったストーリーは以下をご参考ください。
目次
書籍の出版では、主に以下の7つのステップで進んでいきます。
今回は、それぞれの工程でおこなったことを紹介します。
企画段階では、編集者と2回ほど打ち合わせをして、構成案を作ります。構成案に必要なものは、タイトル・サブタイトル、著者のプロフィール、印税、読者のターゲット、発売時期、目次構成案、発売後のセミナー情報などです。企画書はA4サイズで10枚ほどでつくられます。
編集者は、構成案をもとに週に一度の企画会議で編集長(40歳〜50歳ぐらい)にプレゼンをします。
契約の際には、契約書を結ぶのが一般的です。しかし出版社は慣例で、実際に契約書を結ぶのは、書籍の出版のタイミングになることもあるようです。トラブルにならないように、事前に契約内容を確認します。
なお、権利の取り扱いには、注意が必要です。とくに気にするべき点は、自分の本を引用または流用して、二次利用をすることができるかについてです。
一般的には、権利に関しては、文章は個人、図版は出版社につくようです。
ビジネス書などの場合には、自分で執筆をおこない文章を書くケースが多いです。ふだんから文章を書きなれているブロガーでも、半年〜8ヵ月はかかるといわれています。
一方、読み物系の本の場合は、取材ライターが来て、インタビューにこたえることで口述で執筆する場合もあります。この場合は、2時間の取材を8回程度おこない、合計で16時間ほどの取材で本を書きあげます。およそ2ヵ月ほどをかけて文字起こしをおこない、200ページほどの書籍になります。
なお、取材ライターを依頼する場合には50万円ほど費用が発生する場合があります。この場合は、印税でもらう分のお金がなくなることも少なくないようです。
有名人や大企業の経営者などが書籍を出版する場合は、ゴーストライターがいる場合もあります。また、イラストや図解を取り入れることで、販売冊数が増える場合もあります。その場合、イラストや図で解説するときに、専門のイラストレーターに依頼をすると、1%~2%分の印税が減る場合があります。
編集者がWord形式でシステムに入稿をします。メリハリをつけるために装飾をつけることがあります。
デザインのなかに文章をあてて文字の校正をします。3人ほどの外部校正のチェックをおこない、文章の内容に相違がないか、事実確認をおこないます。
データを印刷所に送り、実際に印刷をします。オフセット印刷のため、一度印刷をすると修正ができません。そのため、発売の3週間前には修正ができない状態になります。
著者は出版をしてからも、動くことが大切です。書籍編集者から雑誌の編集者を紹介してもらい、記事を寄稿したり、テレビ(深夜番組)や雑誌に出たりします。
出版後、1ヵ月間はメディアで露出をしていきたいです。また、出版をしたら出版セミナーを開催するのがおすすめです。セミナーでは、参加費に書籍代も含めるのが一般的です。著者は100冊単位で、売値の約80%の金額で買うことができるようです。
弦本が実際に出版した際の出版企画書はこちらもご参考ください!
実際に出版までにいたった紆余曲折のストーリーは、以下にもまとめています。