少額からはじめやすい低位株投資という投資方法。今回は、低位株投資について学べる4冊の書籍を紹介します。
目次
低位株投資という投資手法
低位株投資とは?
- 低位株(1株500円以下の株)に仕込んで果報を寝て待つ待ちの投資
- 暴落時に素早く決断し果敢に攻める
- 1~2年に一度突然に噴火することがある
- 株の儲けは我慢料
低位株投資のメリット
- 株価が安く複数単元でも少額から買いやすい
- 底値から株価が上がるときに、上昇幅は低くても上昇率が高い
- 下値が読みやすい
- 高配当の銘柄がある
- 値動きにパターンが出やすい銘柄がある
- プロが参入してきづらい
低位株の特徴
- 日経平均株価は平均であり、かつ市場の参加者が多いため、上下のトレンドは小幅になり、利益を得るのには時間がかかる
- 一方で、小型株は市場の参加者が少なく、資本金や株数の規模が小さいため、短期的に上下する割合が高い
- なお、東証二部や名証は、プロの投資家にとっては優先順位が低く、また先物取引がなくレバレッジがかけられないため、株価操作をする外国人投資家や機関投資家も少ない
低位株投資の方法
- 証券口座にお金を入れておく
- 株価が底を打ったときに最小売買単位で買う
- さらに下がった場合には、追加で買う
低位株の見極め方
- 長期にわたって下値を横ばいにしている、または毎年上下するなかで下落のタイミング
- 現金をたくさん保有している会社(自社株買いや増配をおこなうと株価の上がりやすい)
- 2017年は、法人税の税率が下がるため利益を投資にまわす動きになる
- 創業100周年などの節目には記念配当がある株がある
低位株を見極めるための指標
- 時価総額30億円以下
- 発行済み株式数6000万株以下(特定株比率が高く、浮動株率が低いほうが値動きしやすい)
- 直近の終値300円以下(200円~400円)
- PBRとPERは1倍以下
- 過去に急騰した銘柄は成功体験をもった個人投資家が戻ってきやすい
- 上場して5年以内の会社は投資余力がある場合や市場にまだ広がっていない段階のため、特に上昇のポテンシャルがある
リスクのある銘柄の見極め方
- キャッシュフローがマイナスの場合は倒産のリスクが高い
- 継続企業の前提に関する重要事象に、注記がある場合には倒産や上場廃止のリスクが高い(監理ポスト、整理ポスト)
- 東証二部は流動性が低すぎて、売りたいときに売れないいリスクがある(集中投資しすぎないように)
- 安すぎるものは逆にリスクがある(株価100円以下をボロ株という)
- 配当性向(配当額÷利益)が極端に高いものは倒産のリスクがある(一般的には30%前後)
- 一株当たり配当が一株当たり利益よりも高い会社は倒産のリスクがある
- 株主優待がなくなると株価下落のリスクがある
分散投資をせずに、集中投資をする戦略
- 小型株は分散投資ではなく、集中投資がしやすい
- 保有する株式の種類は絞ったほうが購入時に厳選しやすい&購入後も目が行き届きやすい
- 1~3銘柄に集中投資をするのがおすすめ
- 利益が2倍を超えた場合か、損失が20%を切った時点で売却をおこなう
その他のコツ
- 回数を分けて売る
- 新興株が東証一部に指定替えされると急騰しやすい
- 業界トップクラス、シェア上位は倒産リスクが低い
- 赤字を出さない会社が倒産リスクが低い
- 自己資本比率が高い会社がよい
- 積極的にIRを更新している会社は株主に気遣っているのでよい
低位株投資に関するおすすめの書籍4冊
不動産投資やお金、仮想通貨、事業売却に関するおすすめの本は、以下もご参考ください!