目次

勇気をもって踏み出す

本章までで、ゴールを描き、ゴールまでの計画をし、自分を高めてきました。ここまできたらゴールを達成するためには、行動をするのみです。

勇気をもって行動する

失敗を恐れずに、批判を恐れずに、自分で行動することが大切です。ここまで自分で好きなことを選び、ゴールを設定してきたのだから大丈夫です。

知識よりも経験

どんなに知識を仕入れても、経験することにはかないません。実際に経験してはじめて、深い学びが得られるし、成功できると思います。

たとえば、自分で事業をはじめる場合でも、投資をはじめる場合でも、勉強するだけでは世の中はなにも変わりません。行動してはじめて、世の中と何かしらのやりとりが生まれて、ゴールに近づけます。

なお、どうしても自分でできないことや、数多くの意見を参考にしたいときには、実際に体験した人に聞いて「追体験」することもできます。

まずやってみる

「千里の道も一歩」から、「いまはじめるスタートが一番早い」といわれています。何歳からでもチャレンジできます。

熱意はスピードに転換する

本気の人は、放っておいても勝手に行動してしまうものです。心の底からやろうと思えば、手段も選ばないし、行動しながら考えて、ほかの人の経験をたくさん聞きにいき、さらに行動していくものです。

また、すぐに反応がある人のほうが、やる気があって熱意があるように見られます。反対に、時間がたってから連絡があったり、こちらから連絡をしてはじめて反応があったりする場合には、あまり熱意がないと思われます。

打ち合わせの直後には、すぐにお礼や議事録を送り、次のアクションにとりかかります。

「鉄は熱いうちに打て」といいますが、冷めないうちに打ち続けることで、熱いままスムーズに形を変えていくことができます。逆に、一度冷えてしまったら、温めなおすのが大変です。

量は質に転換する

まだ何もわからない段階では、ただひたすらに量をやっていくのがおすすめです。徐々に法則が見えてきたり、本質が見えてきます。量が質に転換していくのです。

小さくはじめる

なにかをはじめるときは、あまり大きく考えすぎずに、小さくはじめることが大切です。近年ではテクノロジーの進化によって、コストを小さく、小資本ではじめやすくなっています。シェアリングエコノミーも活用できます。

インターネット関連では、ブログやアフィリエイト、サイト制作などが、元手があまり必要なく、時間も自由に使える傾向があります。

小回りのきく状態から小さく動き回って、大きく進むべき方向を見きわめます。

道のりを楽しむ

最初の一歩を踏み出すことは、辛いことや我慢することなのではなく、楽しくてワクワクするものです。失敗も辛いことも、成功するまでの過程として楽しみましょう。

辛いときも含めて、変化することは楽しいことです。次はいい状態になると信じて、どん底のいまを楽しむ気概が大切です。

行動を振り返る

まずはやりながら考えます。仮説を立てながら検証します。そして、行動したあとには、振り返ることが大切です。目標を見なおして、こまめに目的に立ち返ります。

がむしゃらに頑張っていたとしても、間違った方向に進んでいたとしたら、ただの非効率になってしまいます。定期的に進むべき方向を見なおすことが大切です。

行動を見なおす

手段と目的は、取り違えてしまうことが多いです。たとえば一度工具のハンマーを手に持つと、ハンマーで打つこと自体が楽しくなって、ハンマーで打てるものを探して打つことが目的になってしまうことがあります。

そもそもなんのためにハンマーを使うべきなのか、ハンマー以外の方法の方が効率的ではないかと考えるのを忘れてしまうのです。

手段というのは、目的に対しておこなうものです。目的や前提に立ち返ると、他の手段が出てきます。「本当にこれって必要な作業なの?」「なんのためにやるんだっけ?」と定期的に見なおすことが大切です。

よく考えてみると、前からやっていたから惰性でやっていただけであったり、みんながやっているからなんとなくやっていただけであったりと、本当はあまり必要でないこともあります。

根本から解決する

おこなってきたことを見なおして改善するときには、目に見える課題を解決をすることも大切ですが、その根本になってる本当の原因から解決することが大切です。

たとえば、出血をしているときには、早急に血を止めることも大切ですが、出血の原因を止める方が、根本からの解決になります。

もともと水が漏れているバケツでは、一生懸命すくう回数を増やすよりも、穴をふさいだ方がより大きな成果を生みます。

仕組みにする

一度おこなったことは、できるかぎり仕組みにします。マニュアルをつくり、アウトソーシングすることで、自分の時間を使わなくても、自動的に動く仕組みにできます。

自分がいなくても、自分が寝ていても、だれかに価値を提供する仕組みをつくれば、それによってお金が入ってきます。アウトソーシングで節約した時間で、さらに自分にしかできない価値をつくります。

仕組みにする能力は、会社からも重宝されます。

主体的に会社に価値を提供して、よりよい仕組みを残していくことは、仕事でも成功につながり、結果的に自身の評価も上がります。

もちろん、仕組みにする以前に、やらないことも決めるのも立派な決断です。不要なものは仕組みにしても不要なことが多いです。

なお、自分の時間を使うべきか、自分のお金を使ってアウトソーシングをするべきかを見分けるときは、それぞれの場合での価値を書き出して、比較のしやすい単位であるお金にすべて換算して、比較して決断します。かかる時間は、自分の年収を時給換算した場合の時給比較を基準に判断するのがおすすめです。最後に、その金額の差を、自分の感じる価値と比較して決断します。

諦めずに継続する

行動するときには、小さくても継続することに価値があります。

信念をつらぬく

信念があれば、熱が伝わり、お金や仲間などはあとからついてきます。常日頃から考えていると、ふとした瞬間に神様が、ひらめきをくれるものです。 これを「直感」や、「引き寄せの法則」と呼ぶ人もいます。

イノベーションを起こす

イノベーションは、すでにあるものの組み合わせで起こります。意外なものとの組み合わせで、アイデアが生まれるのです。そのため、いつもと異なる場所に行ったり、いつもと異なることをしてみます。

意図的に、いままでに行かなかったような新しい場所に行くように習慣化してみみます。
たとえば、週に1回、Facebookでイベントを探して、ちょっと興味をもったイベントに、会社帰りや週末に行ってみるなどです。

他にも、知り合いに誘われたらとりあえず行ってみるというのも大事です。思いがけないなにかと出会えるかもしれません。

イノベーションは、「既存の知」と「既存の知」が新たに結びついて生まれるといわれています。「既存の知」は、自分と誰かであることも多いですが、自分のなかでも結びつけられます。

小さなゴールを達成する

ニッチでトップになる

まずは、特定の小さな分野で一番を目指します。その後に、成功事例として、横展開をしていきます。

達成をお祝いする

目標を達成したら、それが小さな目標であってもお祝いをします。仲間と喜びを分かち合い、ここまでこれたことに感謝をします。

次のゴールを設定する

そして、次のゴールを設定して、次のゴールに進みます。

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弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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