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【第六章】ゴールまでの計画をたてる

目次

ゴールまでの計画をたてる

ゴールを思い描くことは非常に重要ですが、たんに思い描くだけで、そのまま到達できるものではありません。ここからは、ゴールに到達するための技術について紹介します。

ゴールまでの計画を立てて、それを実現することは、ビジネスでも役立つ能力なので、書店などでもたくさんの本があり、参考になります。

全体像を把握する

なにかをはじめるときは、まずは全体を眺めてみることが大切です。たとえば新しい仕事をお願いされたときや、新しい取り組みをはじめるときです。まずは全体を把握することが大切です。

俯瞰して見る

まずは全体像を明確にして、ゴールまでのスケジュールを引きます。

必要なものと調達するものと、どこから調達するかを書き出します。それから関係者を書き出して、タスクに分けて、進捗を管理します。

測定して振り返れるようにすることも大切です。自分にあった、自分でつづけられる方法を選びます。

シンプルにまとめる

次に、シンプルに整理をします。

複雑にすると軸が定まらないづらいです。要点をしぼって、シンプルにまとめます。「要するに何?」と自分に問いかけます。

ゴールを明確にする

ゴールを明確にします。正しいゴールを設定すると、間違った方向に進むことが少なくなります。ゴールを考えることがスタートです。

目標に日付を入れる

夢に日付を入れます。夢は妄想をふくらませているうちが一番楽しいです。しかし、日付を入れることで、目標がより具体的になります。

日付を入れると自分との約束になり、しばられているような気がして嫌だと思ってしまうかもしれません。しかし、それによって一気に現実感が高まって、具体的なスケジュールや、今日や明日の過ごし方が変わってきます。日付が明確でないと、ゴールにダラダラ向かってしまいます。

現在地を明確にする

全体のなかで、ゴールがどこにあって、現在地がどこにあるのかを明確にすることが大切です。現在地が明確になることで、課題が発見しやすくなり、方向転換がしやすくなります。

「見える化」とは

目に見えるように明確にすることを「見える化」と呼びます。見える化をすることで、これまで意識していなかったことに気づき、意識が向くようになります。たとえば、自分の手元にいくらのお金があるのか、自分が自由に使える時間がどのぐらいあるのかを可視化すると、効率よく行動するよう意識するようになります。

ゴールまでの差を明確にする

ゴールが決まったら、問題解決型のアプローチで到達を試みます。

自分の現状を把握して、ありたい理想の姿を具体的な目標として差分を出して、その差分がどのぐらいなのか、その差分を埋めるためには、どういった課題があって、どこを解決していくといいのか、その解決の費用対効果の見立てや改善効果、実現の可能性を踏まえたうえで、どういった優先順位でどういった手立てをとっていくのかというアプローチをします。

そのために、まず現在地とゴールまでの差を明確にします。ゴールが見えて、現在地が見えると、ゴールと現在地の間の差が明確に見えるようになります。

足りないものを明確にする

差がわかると、足りないものが明確になります。制約がわかると、それを乗り越えることを考えられます。

中間ゴールをつくる

ゴールが遠いときに、あまりに現在地から離れすぎていることから、差が意識しづらいことがあります。そのようなときは、中間ゴールをつくります。

中間地点や、4分の1の地点などに小さなゴールをつくって、そこまでの時間を計れば、本当の最後のゴールまで、どのくらいで行けるかを見なおすことができます。

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。