『超ど素人がはじめる不動産投資』の出版を記念して、「楽しんで儲ける不動産投資」と題してセミナーを開催させていただきました。
今回は、その際のパネルディスカッションでの学びを共有させていただきます。
「楽しんで儲ける不動産投資」パネルディスカッションでの学び
- 昭和62~63年までは地代家賃統制令があった
- 大儲けはしないが確実なのが大家、「家賃をとる」ではなく「節税のために」と営業されていた
- 不動産投資の歴史はバブルから生まれた
- 管理、仲介はもともとなかった、自分のコントロールできる範囲でしか建てなかった
- 建てましょうよの時代に、管理会社が生まれた、そして何もしなくていいですよとなった
- 不動産業界や金融業界はサラリーマンにお金を出させようと思う時代が来た
- 少し前までは、表参道でも、歩いて15分でも文句を言わない時代だった
- 立地、設備については、入居者が求めるようになってきた
- 同じ学区でも、利便性(周辺環境)が重視されるようになった
- 平山城址公園では駅から遠いが人気が出た(広い、緑が豊か)、別荘地のようなロケーション、働き方が変わって家を出なくてよくなった
- 立地は価値の8割を決める
- 貧困ビジネスや、外国人のドミトリーもできてきた
- 倒壊リスクのある危険な空き家など、特定空家に指定されると、固定資産税の支払いなどがあがる
- 最近のトレンドは、民宿風で部屋が広い、天井が5m、DIY可能物件、ログハウス
- 管理の継続性がないとつづかない
- 別荘では、パンフレットを作って使っている
- 中庭の活用ができていない、駐輪所がない、洗濯物を干して見栄えが悪くなってしまう
- 個人がやっているスポーツクラブは淘汰されてきている
- シェアハウスは夜にしか使われないので、共用部を短時間で多用途で貸すことが流行ってきている
- 広く不特定多数に発信する時代から、より個別に届ければよい時代へ
- 広く届けなくても、入居者の人数に届けばいい、知り合いが住めればいい(お互いに安心、コラボレーションが生まれる)
- 地方で賃料が低いとなげくのではなく、活用方法を知っていたら、逆にお得(出雲市で廃旅館を活用して)、300万円で活用している事例もある
- 活用していないオーナーがいるエリアで頑張ると穴場
- 複合施設は活用の幅が広いので、その分リスクが低い
- 松陰神社前、区画が小さいので個人でもお店が出せる、家賃10万円までなら若者でもお店を出したくなる
- 極端に安くなったところ、横須賀の一戸建てが200~300万円、住みながらゲストハウス
- ジェントリフィケーション(もともと中下層の地域であったところが、再開発や新産業の発展などの理由で比較的豊かな人々が流入する現象)
- 不動産は基本的に劣化していくものだが、経年優化、植栽で価値が上がる
- 街と内部の人間関係は劣化しないので、目が向いていく(人と街、面白い人、面白いお店)、人のほうが劣化しにくい、人間関係をつむぐプロデューサー
- 「不動産投資」は「投資」ではなく「活用」「経営」「実業」
- 「一物一価」にさらに掛け算にして自分らしくしていく
- 三方良しで、関わる人たちを儲けさせる
- 墨田区の喫茶ランドリー
- 日本を変えるのは大変だが街を変えるのは自分でできる、最初の1軒から街が変わる