睡眠は23:00→7:30だ。電車の中のため、4度寝ぐらいちょいちょい目覚めて、ロンドン時間の7:30に起床する。スペイン時間では8:30になる。マドリッドには9:03に到着だ。
駅でニンと再びお別れをして、ついこないだのパソコンを繋げる場所に行き、mixiにコメントをする。それからリクルートに内定式に参加する旨のメールを返信する。
ロビーにてAVEのチケットの買い方を聞くと、アトーチャ駅のインフォメーションで買えると言われた。
ここは国際線がメインの駅らしいので、バルセロナに行くためにアトーチャ駅に移動するのだ。
時刻を調べるときに、掲示板の2枚目の一番上を見ていたのかもしれない。電車をかなり待って、10:34にやっとこさ発車した。
アトーチャ駅にて、紙に書かないで口頭でチケットを購入する。代金は10.35ユーロだ。
X線を荷物に通して、駅構内でしばらく待つ。
駅構内には、回転によってオレンジを移動して絞るジューサーがあった。そういえば、前輪を引き伸ばして荷台のスペースを作れる自転車も面白かったな。
中国人に、中国語で話しかけられたから大学で習った中国語で対応しつつ、会話に限界を感じたので日本人だと告白する。
12:30に1番乗り場から出発。
音もなく滑らかに出発したようで、目をつぶっていたら出発にまったく気がつかなかった。
ここで睡眠を12:45→13:30でとる。耳がキーンと詰まったような違和感で目覚める。
AVEは時速300Kmで進む。外の気温は34度らしい。田園の中を通過する。
隣りの席の人に、去り際に「アイディオース」と言われたので「アイディオース」と返す。
よく、自分探しで一人旅という話を耳にする。しかし、自分の居場所を飛び出して、本当の自由を求めていっても、どうやらヨーロッパにはなさそうだ。
自分探しをするのであれば、ルーツを探す旅のほうがいいかもしれない。大分県に弦本の町があったけど、そこにももう一度行ってみたい。弦本のルーツとなる土地の発展に協力してみたい。ご先祖様はこの地を発展させたかったに違いないんだから。その意志を受け継ぐ。それが、自分の居場所のような気がする。
会社を作って、自分の器で仕事ができるようにして、経済的に自由になり、いいことをして名をなして、後世に残せれば理想だ。
人間関係も大事で、いい仕事もいい遊びもいい人生も、人間関係に乗っかってくるはずだ。
再び睡眠をとり、14:00→15:15となる。
15:22に、終点であるバルセロナはサンツ駅に到着する。
サグラダファミリアの最寄り駅まで行こうとするも、サンツ駅に戻らなければいけないと思い、引き返す。
そして16:20に電車で移動して、国際線用の駅に、チューリッヒまでのチケットを買いに列に並ぶ。
チケット売り場のお姉さんの話では、曜日ごとによって2等の座席がなくなるらしく、今日明日はクシェットしか販売していないんだという。チケットは75.55ユーロだ。結構高い。
やっとのことで3時間ほどの余裕が出来たので、観光の時間にあてることに。
パスで行ける範囲で、サグラダファミリアの最寄り駅に移動する。そしてサグラダファミリアを見る。
圧巻の景色かと思いきや、まだ建設中だということに驚く。
帰りにスーパーにて、ポテトチップスやジュースなどの買い物をする。5.52ユーロだ。
寝台車の時間に間に合うように、長時間歩きっぱなしにもかかわらず、早歩きでサンツ駅へと引き返す。
寝台車はバルセロナを19:38に出発。チューリッヒには10:07に到着する予定だ。
ロンドン出身のおじいさんと会話する。30年前に単身でヨーロッパ一周をしたらしい。
シートに座って、夕飯を食べる。そしてワインとチーズで一息つく。
一駅目で彼が降りて、スペイン人の英語の喋れないおじさんが乗ってくる。
言葉はまったく通じなかったけれども、マップを広げてコミュニケーションなどをして、互いに互いを認めあった。
そして今後の予定を立てて、22:30におやすみなさい。