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キャリアコンサルタントに学ぶやりたいことを実現する方法とは?

20~30代を中心に、年間で120~130人のキャリア相談を受けている友人に、やりたいことをやるためにはどうしたらいいのか、その方法論を教えてもらいました。

目次

やりたいことをやるには?

多くはやりたいことをやりたいけどできていない(感覚的に95%ほど)

やりたいことの分類

外向き(誰か・他人)

地元を盛り上げたい、貧困をなくしたい、社会貢献したい、業界を変えたい、農家を救いたい(NPO、ボランティア、ソーシャルビジネスなど)

内向き(私・自分)

お金がほしい、地元に帰って暮らしたい、家族でゆっくり過ごしたい、友達の家族とゆっくり過ごしたい

※外側の社会貢献したい、貧困をなくしたいといっていても実は内側に「自分が認められたい」ことが強いケースも多いので注意

やりたいことを考えるうえでの前提

①すべてを手に入れることはできない

外と内とで優先順位をつけなければならない

②やりたいことは変わりつづける

  • 内的な変化(自分):ライフステージの変化など
  • 外的な変化(社会):東日本大震災など

※やりたいことが変わらない人は1%ほど(イチロー選手や本田選手など)

初志貫徹、首尾一貫していることが正しいと思いがちだが、変わることは悪いことではない

③自分が満たされることで他人を満たせる

コップの水のように、まずは自分が満たされることで他人へも注いであげることができるようになる
自分が満たされているときと満たされていないときもタイミングによって変化することがある(内や外の変化によって)

自分のやりたいことが自分でわからない理由

①やりたいことは何?と聞いてくれる機会が少ない

日本の学校教育では、個人のやりたいことにフォーカスしてくれない(卒業文集と就職活動のみ)

②みんながやっていることに足並みを揃えて、選択肢を提示されるのみ

どこの学校に行きたいか?どこの会社に行きたいか?選んでください

③must、shouldが多い

学校に行くべき、勉強をするべき
→wantにフォーカスするべき、頭でなく心で考えてほしい、やりたいことを外に求めるが自分の内に求めるべき

未来のやりたいことを考えるときには、過去の感情を振り返る

感情の分類

  • 好き(嬉しい、楽しい):ランチを食べる、デートに行きたい、一緒に仕事をしたい
  • 嫌い(怒り、悲しい):仕事をしたくない、話をしたくない、会いたくない

やりたいことを考える上での注意点

やりたいことは、必ずしも壮大なことでなくてよい

ダイエットしたい、彼女がほしい、結婚したい、やりたいことを探すためにことになにかすること、というのも立派なやりたいこと

やりたいことは変わり続けるので、暫定解でOK。一度仮説を立ててみて、まずは動いてみることが大事

やりたいことに気づく個人ワーク

小さいときからの過去の感情の振り返りをおこなう(本来は学校でやるべきことだができてこなかったため、あらためて)

小学校からこれまでの喜怒哀楽をワークシートに書き出す

ワークシートを書くときの注意点

  • 手書き…自分の感情を表現しやすい
  • 当時の感情に戻る…いまはよく解釈していても、当時の状態に戻って考えなおす

やりたいことに気づく対話

2時間ほどかけて対話を通じて詳細に深堀りしていく

DiSC理論に分類する

感情の開放度と協調性の2軸4象限のマトリクスで表現される

  • D:主導型(Dominance)
  • i:感化型(influence)
  • S:安定型(Steadiness)
  • C:慎重型(Conscientiousness)

自分と相手は性質が違うという理解をすると人間関係がスムーズになりやすい

やりたいことを実現する方法

  1. やりたいことを描く
  2. 現在地を把握する
  3. ギャップを埋める設計をする

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。