※この記事は、書籍『プロハ夢手帳』の記事の抜粋です。ご購入は こちら からお願いします。
目次
自分のやりたいことで、生きる
プロハの創立を記念して出版する本は、今回で2作目となった。
プロハはやりたいことを実現する場所なので、『プロハ夢手帳』にはメンバーの取材だけでなく、読者がやりたいことを見つけられるように、ワークシートを加えた。
プロハはやりたいことを実現する場所なので、『プロハ夢手帳』にはメンバーの取材だけでなく、読者がやりたいことを見つけられるように、ワークシートを加えた。
非日常から、日常をみつめる
出版することを決めてほどなくして、表紙はバリ島で撮影することにした。
撮影場所として海外を選んだのは、まもなく3周年を迎えるプロハで、国内だけでなく海外でも活躍するメンバーが増えてきたからだ。
なかでもバリ島を選んだのは、表紙に登場してくれた阿部光葉さんをはじめ、実際に拠点として活動するメンバーが複数、出てきたからだ。
バリ島に向かう飛行機のなかで、いつも海外に行くときに感じることを思い出した。
僕は、飛行機に乗っている時間が好きだ。僕は人が好きなので、普段からいろんな人に会って、オンラインでも常に繋がっている。
SNSの通知を気にかけているからこそ、自分と向き合うことの大切さを思い出させてくれる、飛行機での時間が好きなのだ。
オフラインに切り替わり、じっとしていなければならない時間は、意識してもなかなかとれない。自分と向き合い、心の声を聞く。そして思いのままにメモを書く。
誰かのためや、誰かにアピールするためではない、自分のためだけの時間だ。
海外に行くと日常から離れるからか、物理的な距離が遠くなるからか、ものを見る視界まで、いっぺんに広くなるような気がする。
まだまだ、世界は広い。自分は狭い世界にいる。細かいことをあれこれと気にせず、制約をとりのぞいて、自分と向き合おう。
『プロハ夢手帳』も、そんな非日常的な時間に開いてほしいと思っている。本書がバリ島のシーンからはじまるのは、そういった意味も込めている。もちろん、遠く海外に行こう、飛行機に乗ろうといいたいのではない。ほんの少しだけ、いつもと環境を変えて、ぜひこの本を開いてみてほしい。
学校帰りや会社帰りに、普段とは違う場所を訪れて、日常から少し離れてみよう。非日常の環境で、日常の自分と向き合おう。
失うものがないからこそ、どんなものでも手に入れられる
海外に行くときには、非日常に向かうその不安から「死」を意識することがある。日常では「死」を意識する機会があまりに少ない。普段から「今日死んでも後悔しない」と思えているだろうか。
本当に大切なものは、自分の「命」だ。それは時間であり、肉体や精神であり、考え方や感じ方、仲間とのつながりなどだ。
そう考えると、大切なものは、じつは数多くはないのかもしれない。非日常の世界に、絶対に持っていきたいと思うようなものがない。意外と物欲も、執着もない。失って困るものも、思ったよりもないのかもしれない。
非日常である「死」を意識したときに、失うものがないということは、逆にいうと、普段生きている日常では、何を手に入れるのも「自由」だということだろう。自分の「好き」を見つけて大切にできる。自分の「やりたい」を描いて実現できる。だからこそ、人生に正解はない。様々な人生があるのは当然だ。
しかし、「何を手に入れるのも自由」という環境では、選択肢が多いその反面、自分が「何を手に入れたらいいのか」がわからなくなってしまう。そんなときは、まわりの人の価値観に触れてみよう。今回取材に協力してくれたみんなも、自分の進むべき道を見つけて、それぞれの道を歩んでいる。
やりたいことや、できることで、仲間と助け合おう
今回、バリ島では現地のたくさんの人の優しさに触れた。そして「カルマ」という考え方を教えてもらった。それは「自分がしたことは、どこか別のところで巡りめぐって、また自分に返ってくる」という考え方だ。
人はみな、たがいに助け合い、支え合い、力をあわせて生きている。自分の「やりたいこと」や「できること」で、誰かの役に立つ方法を考えてみよう。そうすれば、いまの生活の延長線上でも、何かをはじめられるかもしれない。趣味やボランティアとして、できることも多い。小さなことでも、巡りめぐって大きな価値を生み、次のステップに向けた大きな学びとして、自分に返ってくるかもしれない。
そして、自分のできることが増えたときには、より多く、より大きく役に立てるように、誰かにお返しをしてみよう。
むずかしく考えなくても、大丈夫
自分が世の中にできることを考えるときは、なにも肩肘をはって考える必要はない。世の中が日に日に便利になっていくからといって、自分には何もできない、自分には価値がない、などと思い悩む必要はない。その時々で、誰かの役に立つことはあるはずだ。大きなことでなくてもいい。小さなことからはじめよう。
悩んだときは、何度でもこの本に戻ってくればいい。もちろん、プロハに相談に来てもいい。たとえいまは何も思いつかなくても、時間をかければ、いつか見つけられるようになる。たくさん悩んでも、やりたいことを見けたら、自然と行動するようになるはずだ。その時が来たら、体がうずいて、じっとしていられなくなるものだ。
ときには自分の考えたことを振り返ることも大切だ。あなただけの夢手帳を完成させたら、1年後、2年後に読み返してみよう。きっと、感じるポイントが変わってくるだろう。新しい学びや、次の気づきがあるかもしれない。
今回の本づくりも、とても楽しいひとときとなった。心の底からワクワクして「やりたい」と思い、「やりたい」と伝えて、仲間と一緒に「やりたい」を実現できた。いまのこの恵まれた環境には感謝しかない。取材に協力してくれたプロハのみんな、そしてライターの高橋渚さん、中嶋智大くん、ワークシートを作成してくれた鈴木真由美さん、デザイナーの水野知美さん、なかでも、出版に向けて毎回お世話になっている株式会社メディア・コンフィデンスの早野龍輝くんに、心から感謝を伝えたい。この本を手にとって、最後のあとがきまで読んでくださったあなたにも、大きな感謝。バリ島では、感謝するものにはどんなものでも、お米を供えて崇拝する文化があるそうだ。これまで関わってくれたみんなには、供えるお米が足りないほどだ。
僕の生き方の理想は、バリ島の「カルマ」の考え方に近いのかもしれない。自分がワクワクしてやっていることが、目の前の人のためになり、それが世の中のためにもなり、最後にありがとう、といってお金をもらえるようになる。そんな生き方をしたいと思っている。この本が、手に取った方に少しでも役に立ち、様々なところで話題になり、巡りめぐって大ベストセラーになることを願っている。
これだけ素敵な仲間の集まるプロハに、あなたもぜひ飛び込んできてほしい。たくさんの夢を描いた、あなただけの夢手帳を持ってこよう。きっと、今回登場した仲間も、相談に乗ってくれることだろう。もちろん、僕に直接、会いにきてもいい。
未来の仲間になるみなさんに会えることを、心から楽しみにしている。
2018年1月 弦本 卓也
プロハ夢手帳、好評発売中!!
読む、書く、会いに行く。
あなたのやりたいことを実現する最初の一歩を踏み出す
夢のワークブック『プロハ夢手帳』をお届けします!
若い世代に読んでほしい、アクションのためのヒントが満載。
この『プロハ夢手帳』は、「やりたいことがわからない」、「自分にあった仕事がわからない」といった悩みを抱える人に対して、やりたいことを見つけ、実際のアクションへの最初の一歩を踏み出すためのきっかけになる「夢のワークブック」です。
これから何かをやってみたい若手社会人や、エネルギーはあるけれど何から始めたらいいかがわからない学生の方に向けて、いま読むべき内容だけを収録しました。
12人のインタビューから学ぶ、行動のヒント。
本書に登場するのは、プロハに関わりのある12人の起業家たち。それぞれの起業体験から生き方のこだわりをわかりやすく語っています。
本書では、それぞれのページに、手書きで文章を書き込めるノート部分を設けました。
文章を読んで、思いついたことを自由に書き込み、「自分だったら何ができるか?」、「自分だったらどう考えるか?」をまとめながら読み進めることができます。
特製ワークシートで自分と向き合う。
本書の章末には、学んだことを整理し、自分の次のアクションを生み出すために、オリジナルのスペシャルワークシートを設けました。本書のワークシートを書き上げて人と対話することで、さらに大きな成長のチャンスを得ることができます。
自分と向き合い、気づきを得るために、ぜひワークシートにチャレンジしてみてください。
誰かが何かを始める/形にする「プロハ」に行こう!
本を読み終わったら、単に読むだけではなく、自分だけのメモが書かれた本を持ってぜひ
神保町のプロハ(TOKYO PRODUCERS HOUSE)に足を運んでみてください。そして、プロハの
メンバーたちと対話してみてください。きっと、かけがえのない時間が過ごせるはずです。
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「#プロハ夢手帳」をつけて、本書の感想やワークシートの内容を投稿してみよう!
この本を通じて、あなたの「やりたい」が明確になり、
夢が叶う瞬間が生まれることを心から祈っています。
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