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『プロハ夢手帳』Action Tips②海外に行ってみよう!

海外で自分のやりたいことを見つけたいとき、どのような方法があるでしょうか。
最近注目されているのが、一定期間現地の企業のもとで経験を積む「海外インターン」という形式です。
毎日何名もの学生との面談を実施し、アジアを中心に多数の国へ海外インターンを紹介しているのが、タイガーモブ株式会社で働く古田佳苗さん。
今回は海外インターンで人生を変えるためのアイデアを話してもらいました。

目次

海外に行ってみよう!

案内人:古田 佳苗さん

タイガーモブ株式会社 海外インターンシップ事業統括

Q:ふだんどのようなお仕事を活動していますか?

海外バックパッカー営業や海外インターンシップの面談、受け入れ企業様との打ち合わせ、現地のインターン生のフォローなど、幅広く行なっています。相談は大学3年生・4年生からが多いです。相談では将来は何をしていきたいか、インターンシップに求めているものは何かを伺いながら、やりたいことが海外インターンシップで実現出来るようなサポートをしています。タイガーモブでは世界29か国から190件ほどの海外インターン先を紹介することができるため、過去インターン生の事例から、その方に合ったインターン先をお伝えしています。

Q:どこの国へインターンに行けばいいかわからないときは?

国はあまり関係ありません。もし決まっていないのなら、アジアやアフリカ・南米等のこれから発展していく国・地域にインターンすることをお勧めします。アジアやアフリカ・南米はこれから伸びる国ばかり。国で選ぶというよりは、やりたいことベースで、選んでいただければよいと思います。

TIPS.1 海外インターンとは?

Q:インターン先では何が学べるんですか?

学ぶというより、「一緒に作っていく」というイメージですね。例えばインドは2030年に人口が中国を抜くと言われています。インドでは2018年に新幹線ができるというプロジェクトがあって、これは日本企業と協力して進めています。このような新しい取り組みをどんどん進めていこうとしている国の企業に海外インターンとして参加し、働くことで一からプロジェクトを作っていく経験や日本の代表として背負っているんだということが実感できます。日本はすでに成熟しているので国内ではなかなか経験しにくいため、日本以外の国に成長の機会を求めることが大切です。

Q:インターン先はどのような企業が多いのですか?

裁量権が大きいベンチャー企業が多いです。インターン生のなかには、日本人たったひとりで社長直下で仕事をした人もいれば、外国人の従業員が720人いるなかで日本人10人程度の環境で働いていた人もいます。規模が大きい企業だと、カンボジアのイオンモールがインターンの受け入れをしてくださっていますね。

Q:海外経験はあった方がいいですか?

あるにこしたことはないですが、なくても問題ありません。英語力もしかりで、もちろんあったほうがいいのですが、それよりも現地の方とコミュニケーションを取ることや気遣いのほうが重要であることがほとんどです。タイガーモブでは、この夏に初めて海外インターンでインドに行った学生がいます。また、パスポートを初めて取ったという学生もいます。経験がなくても一歩踏み出すことに意味があります。

Q:インターンシップは、どのくらいの期間行くんですか?

期間は2週間から1年まで行く人が選べるようになっています。準備は、基本的にはフライトを取ったり、ビザを取ったりです。渡航前オリエンテーションもタイガーモブのオフィスで実施しています。ただし、一番重要な準備があります。インターン先では会社の一員として行くので、受け入れ先の会社について調べたり、行く国がどんな国かを知らないといけません。最低限、受け入れていただくにあたって失礼にならないような準備は絶対にしてほしいですね。

TIPS.2 自分のタイプを知ろう!

Q:1000人ものインターン希望者の相談に乗ってきた古田さんですが、海外インターンに行かれる人はどのようなタイプの人が多いですか?

海外インターンシップに行かれる方のタイプは大きく3パターンあります。
1つ目は、やりたいことが明確な人です。「この国のこういう分野で、海外インターンに挑戦したい!」という人ですね。例えば水事業に関わりたいので、ケニアで水道を作る水ビジネスをやりたいという人がいました。自分が将来関わっていきたい分野が明確になっている人といえます。これは全体の1割くらいです。
2パターン目は、好奇心や冒険心があり、経験を求める人です。「どこでもいいので、一番過酷な環境を紹介してほしい」という方もいました。他には、将来外資系の企業でバリバリ世界を相手にして働くために、海外の人とチームが組める環境でやりたい、海外営業をやってみたい!という人もいます。とにかく海外経験が重要で、国であったり企業は関係なく、自身が求める経験を積める環境がある場所を求めています。こちらは全体のだいたい8割ほどです。

最後の3パターン目は、海外就職の第一歩として海外インターンシップを考えている人です。一回は海外で働いてみたい、正社員で入るよりもまずはインターンシップで試したい」という考えを持っています。海外就職というキーワードに挑戦の機会を探している人です。

Q:目的が決まっていなくて漠然とした人には、何を考えてもらっていますか?

世界29カ国190件の海外インターンシップの中から、その方にマッチしたインターン先を探します。決め方には2種類あり、1つ目は興味から目的を導き出す方法です。興味があるインターン先と興味がないインターン先を、個人の感性で分けてもらっています。興味があることを繋げていくと、ほとんどの場合その興味はこれまでの人生の中で形成されていることが多いです。あとは興味があることを繋げ合わせていくと、どのインターン先に行くべきか見つかることがあります。2つ目は、未来からの逆算です。漠然と将来の目標がある人には一緒にルートを作っていって、現時点のステップならこういうことをしたほうがいいね、とインターン先を紹介します。

TIPS.3 成長する人の共通点を知ろう!

Q:成長できるタイプに共通する点は?

挙げたらキリがないのですが、キーワードは何個かあります。「素直・粘り強い・視座が高い等」これは特性なので、実際にあった事例から、自ら行動を決め、その結果に成長があった方の事例をお伝えします。当初は、国や業種、行き先の企業に関しては何でもいいから、ただ海外インターンがしたいと漠然と学した思いをお持ちの方でした。相談して話を聞いたら自分の考えからアイデアを出して、これを会社の仕組みとして運用することで実際の社会に貢献する感覚を海外で経験したいということでした。お話を聞いていくなかで、社風としてチャレンジすることが当たり前になっている環境に行ったほうがこの方には合っていると感じました。3週間という短期インターン希望でしたが、「0から1を作りたい」という考えや、会社のために何か良いサービスを一緒に作りたいという意思を私たちからも候補企業に伝えました。結果、マレーシアのIT系のスタートアップの企業にインターンが実現しました。彼女はインターン中、毎日1個会社にアイデアを提案するというのを目標にしていました。自分で決めたことですから、アイデアを考える暇がないときでも自分で必死に何かアイデアを1個絞りださなくてはいけません。毎日3週間アイデア出しを続けたら結果、プロジェクトを4つも終えて帰ってきました。現地の社長インタビューを企画したり、人事としてマレーシア人のインターン生の採用を担い、自身のアイデアが社内に活かされるなどの経験をして帰ってきました。「働くってやっぱり楽しい!」と帰国後に彼女が言っていたことが印象的です。確かに海外インターンに参加する目的は漠然としていたけれども、自身の目標設定のおかげで成功体験ができた良い例だと思います。半年間など短期間のインターンを希望する人が多いですが、短い期間でも自分のマインドとスタンス次第では成長することができます。

Q:最初にやるべきことは?

行き方も方法も様々です。旅行であったりバックパッカー、海外インターン、留学など何でもいいと思うんですよね。インターンシップは現地の社会人の方と同じフィールドに立って仕事しなくてはいけないので、自分がいかに未熟かを知ることができます。壁を乗り越えて成長を感じるときが一番面白いし、海外にいる間に自分と徹底的に向き合うことで将来自分のやりたいことが明確化されていくと思います。現代ではLCCが発達して、安く簡単に海外に行ける環境です。海外へ少しでも行ってみたいと思ったら、まずは行ってみるというのがベストかなと思います。海外インターンでなくても、手段は問いません。とりあえず行ってみる、の精神が大事ではないでしょうか。

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。