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5マス式キャリアマップとは『未来は5マスで考える』(無料公開②)

目次

第1章 「5マス式キャリアマップ」で自分らしいキャリアを描こう

「5マス式キャリアマップ」とは

理想と現実のギャップを埋める「5マス式キャリアマップ」

本書で提唱する「5マス式キャリアマップ」は次のようなものです。

ここでは、「5マス式キャリアマップ」の成り立ちや、どのようにキャリアの種をみつけるかについて説明します。

早くワークをはじめたいという方は、第2章まで飛ばしてもかまいません。

キャリアは現実と理想のギャップから考える

キャリアの築き方として、一般的に「ギャップを埋める」という考え方があります。まず現実の状況を洗い出し、次に理想の状態を描き、その現実と理想の間のギャップを何らかの方法で解消しようというアプローチです。

しかし、現実と理想のギャップが大きい場合、このやり方だと落とし穴にはまる可能性があります。ギャップが大きすぎると、具体的な実現のステップをイメージしにくいためです。理想が遠すぎて不安になり、なかなか思うように進めにくいでしょう。

「誰かのため」と「自分のため」の2軸に分けて考える

理想のキャリアとは自分らしく働くことです。そのためにはやりたいこととお金を両立することが大切です。そこで、まずは「誰かのため」と「自分のため」の2軸で分けて、現実を分解して整理します。

縦軸は「誰かのため」で、上にいくほどその度合いが高くなります。一方、横軸は「自分のため」で、右にいくほどその度合いが高くなります。

「誰かのため」とは、「他者に価値を提供する」ことを意味しています。仕事やアルバイトのように対価としてお金を得られるものもあれば、家事・育児・介護・ボランティアといった、家族や同居人に価値を提供するものもあります。周囲から期待される役割や行動も含まれます。

一方、「自分のため」は、あなたがやりがい・幸せ・喜びを感じたり、いい経験になったりするものがあてはまります。他者への影響は関係ありません。あなたが希望することがあてはまります。

この2軸の要素がそれぞれ高い割合で重なる部分、つまり右上のエリアが、あなたが最終的に目指すゴールです。

4マスでも理想と現実のギャップは大きいまま

このように、5マス式キャリアマップでは、キャリアを2軸に分けて考えます。「自分のため」(興味がある/やりがいを感じる/経験になる)と「誰かのため」(期待されている/価値を提供する/お金になる)の2つです。

この2軸でキャリアを整理するとき、下図のように、「現実」を①③④の3エリアに分解することができます。

しかし、この3つのエリアから一目散に②の「理想のキャリア」を目指すのはおすすめできません。3つのエリアは現実の状態を分類しただけであって、理想のキャリアとのギャップが大きいことにかわりはないからです。

「自分のため」になることだけで収益化を目指すのは難しく、また「誰かのため」だけでお金を生み出すのはどこかむなしく、いずれも長くは続かないのです。

5マスめ”は理想と現実の橋渡し役

そこで登場するのが“5マスめ”のエリアです。下図の⑤のエリアは、③よりは「価値提供度」が、④よりは「やりがい度」がそれぞれすこしずつ下がります。つまり、③と④の両方の要素はあるけれど、完全に理想の状態ではないということです。しかし、だからこそ“キャリアの種”と呼ぶわけです。

この5マスめはあくまで現実の延長線上にあるため、現実と理想の橋渡し役になってくれます。

つまり、大きなギャップがあるところに5マスめというワンクッションを挟むことで、現実と地続きの形で「すこしずつ理想の状態に近づく」というアプローチが叶うのです。

5マスをフルに活用してキャリアの種を育てよう

このように、5マスめは理想のキャリアを実現する可能性を高めるためにあります。

⑤の「キャリアの種」を育て上げることで、②の「理想のキャリア」にたどりつきます。キャリアの種をどう育てていくかの具体的な方法は、第5章でお伝えします。

また、キャリアの種を育てるのと同時に、①の「誰のためにもならない」エリアである「避けるべきキャリア」を見直します。①を見直して削減した時間やお金は、⑤に振り替えていきます。

また、①のエリアはとらえ方や向き合い方を考え直した結果、③や④に昇格できるテーマに進化するかもしれません。視点を変えてとらえ直す方法は第3章で紹介します。

まとめ

●キャリアを「2マス」や「4マス」で考えると挫折しやすい

●「5マスめ」を間に挟み、理想とのギャップを埋めていこう

5マス式キャリアマップでキャリアの種をみつける方法

キャリアの種はこうやってみつける

5マス式キャリアマップでキャリアの種をみつける手順はとてもシンプルです。まずは、これまでやってきたことや現在取り組んでいることを③・④に振り分け、次にそれらをかけ合わせます。

イメージがつきにくいかもしれませんので、具体的な例を3つあげて説明します。

例1:ビーガン特化型の美容師

1つめは、美容師を本業としている人のケースです。

彼は結婚相手がビーガン(菜食主義者)で、日々ビーガン料理を食べているうちにビーガンに興味をもつようになったそうです。

そこで「美容師×ビーガン」をかけ合わせ、ビーガンのお客さんを対象にした美容師業を思いつきました。

かなりニッチな分野ですが、ビーガンの方のなかには、髪の毛を触られるのであれば同じビーガンの美容師のほうがいいと考える方や、ヘアカラー剤の原料や製法にこだわる人もいて、実際に需要が見込めるそうです。

これは本業に自分の興味をかけ合わせ、本業の延長線上に活かした例です。

例2:地方の中小企業のマネージャー育成

2つめは、本業で営業のマネージャーをしている人の例です。

彼は、得意・好きなことである「教育」の要素を取り入れ、地方の中小企業のマネージャー育成をはじめることにしました。

当初、彼は「何か副業をはじめたいとは思っているものの、会社以外でスキルが通用する自信がない」と話していましたが、話をしているうちに学生時代に塾講師をしていたことや、教えるのが好きだということがわかりました。

そこで、「東京の大企業での営業経験」と「教育」をかけあわせ、地方の中小企業から仕事を受けて、その会社の営業部のリーダー層に向けて、オンラインでアドバイスをする副業が候補にあがりました。そのようなスキルシェアのサービスもすでにあるため、それを利用する形です。

例3:恋愛婚活塾

3つめは、すでにビジネスとして成功している例です。

過去に法人への提案営業の仕事をしていて、合コンに行くのが趣味だった女性がいました。彼女は「理想の男性と付き合いたい」という女性に対して、合コンやデートでの振る舞を細かくアドバイスしているうちに、「これはビジネスになる」と言われて恋愛婚活塾をはじめました。すでに入会金と月会費とでかなりの金額を売り上げているそうです。

これらの例のように、③の「誰かのため」と④の「自分のため」のマスをかけ合わせることで、⑤の「キャリアの種」がみつかります。

この「キャリアの種」は本業の延長線上で育てていくこともできれば、新たな副業や起業を通じて実現していくこともできるのです。

まとめ

●取り組みを「自分のため」と「誰かのため」に振り分けよう

●それらをかけ合わせて「キャリアの種」をみつけよう

小さなプロジェクトの実現に必要な5つの力

小さなプロジェクトの実現に大事な力

実際にやりたいことをみつけ、形にしていく方法は次の章から説明します。テクニックや方法論はそちらでお伝えすることにして、ここでは小さなプロジェクトの実現に必要な5つの力を紹介します。

1 自分ごと化する力(主体性、目的意識、モチベーション維持)

人生やキャリアを自分でコントロールするには、主体性をもつことが必要です。人任せ・相手次第になったり、不平・不満を言ったりするのはおすすめしません。なんでも自分ごととしてとらえられると、「何のためにするのか」という目的意識が自然と生まれ、モチベーションを維持しやすくなります。

2 楽しむ力(ポジティブ、好奇心、柔軟性、学び続ける力)

自分らしく働くには、目の前のことを何でも楽しむ気持ちが大事です。積極的に新しいことを学び、変化し続けましょう。好奇心があるかぎり成長が止まることはありません。

3 収益化する力(お金への向き合い方、やりがいとお金の両立)

やりたいことで収入を得ることに抵抗感を抱く人もいますが、お金に対する向き合い方や収益化の方法を工夫すれば解決できることが多いです。具体的な方法は第4章でお伝えします。

4 任せる力(選択と集中、信頼、アウトソース)

小さくはじめた取り組みも、時間とともに大きく成長するものです。自分の力や時間が足りなくなっても、一人で抱え込まずに、自分にできない部分や、他者にできる部分は積極的にアウトソースに頼りましょう。自分にしかできないことや、自分でやりたいことに集中することが大切です。

5 つながる力(人とのつながり、仲間づくり、コミュニケーション)

信頼できる仲間や困ったときに相談できる相手がいると、精神面でも仕事面でも楽になります。あなたのやりたいことに共感してくれる人や、あなたと同じようにキャリアを充実させようとしている人とつながると、成長のスピードが上がります。

まとめ

●自分ごと化でオーナーシップをもち、楽しみながら取り組もう

●収益化や仕組み化で時間を作り、つながりの力を活かそう

「つながる力」が大事な理由

人とつながることで可能性が広がっていく

「小さなプロジェクトの実現に必要な5つの力」の5番目として「つながる力」をあげました。この力が重要な理由を、もうすこしお伝えさせてください。

そもそも、副業や起業などを考えている方のなかには

「一人で作業するのが得意」

「人と群れるのはあまり好きではない」

と考えている方もいらっしゃると思います。しかし、一人でやれることには限界があります。

新しい情報を仕入れたりネットワークを広げたりするうえでも人とのつながりは大事です。人とつながることできれば、可能性もスケールも大きく広がるのです。

特に、プロジェクトを具体的に進める第5章からのステップでは、おおいに他者の力を借りることになります。

「つながる力」がもたらす大きなメリット

モチベーション面

あなたのやりたいことに共感し、応援してくれる仲間は宝物です。悩んだときに話を聞いてもらうことで元気をもらったり、視野が広がったりします。

特に、同じタイミングで新しいプロジェクトをはじめた人は成長や進捗のフェーズが重なることが多く、同じような悩みや壁にぶつかります。そのようなときに、お互いに支え合い、喜びを分かち合うことができるとモチベーションを維持しやすくなります。

また、「やりたいこと」を通じてつながった仲間との関係は、会社の同僚・同期・同級生といった役割や立場をこえたフラットなものです。本業以外でのつながりをもてると、人間関係のバランスがとれて気持ちが安定し、生活が充実します。

ビジネス面

会社や組織では専門によって仕事が分かれていることが多く、助けが必要なときは該当する部署や担当者が引き受けてくれるでしょう。

しかし、自分で立ち上げたプロジェクトではそうはいきません。「自分でするべきか、誰かに任せるべきか」を判断し、人に任せようとする姿勢が重要です。「あの人はたしかこれが得意だったはず」「この人に相談してみよう」と、力を借りようとしたときに思い浮かぶ顔がいくつもあると、物事はスムーズに進みます。

また、「○○に詳しい人、知らない?」「○○をやりたい人はいませんか?」と投げかけたときに得られる反応が多くなるのも、人とのつながりのもつ力です。

人とのつながりは、ビジネスのチャンスにも直結します。

まとめ

●小さなプロジェクトの成功には、人とのつながりが特に重要

●人とのつながりは、精神面でも仕事面でも支えになってくれる

自分を振り返る時間をつくろう

人生の「キーワード」をあぶり出すには時間と集中力が必要

5マス式キャリアマップを使い、キャリアの種をみつけるイメージができたかと思います。

各マスに振り分けるあなたのキーワードをあぶり出すには、まずは過去と現在を振り返る作業が必要です。次の章からは、そのためのワークに取り組んでいきます。

自分を振り返る作業に取り組む際は、そのための時間をしっかりとることが重要です。すきま時間になんとなく取り組むのはおすすめしません。自分と向き合うためには深い集中力と粘り強さが求められるからです。

5マス式キャリアマップのワークに取り組むには、短い人でも数時間はかかります。じっくり取り組みたい方は、それぞれのワークに15分ほどの時間をかけるのがおすすめです。

いつもと同じ場所では気が散りやすいので、なるべく別の場所で取り組むのがおすすめです。一人でプチ旅行に出かけたりホテルで合宿をしたりして、出先の部屋で行うと集中しやすいです。もちろん、スマホの通知は切っておきましょう。

僕も、自分だけの時間を確保するために、ホテルの部屋を丸1日借りて自分と向き合ったことがあります。大学生のときには一人でヨーロッパにバックパック旅行をし、長距離列車での移動時間に自分の人生やビジョン、お金について考えたこともありました。

日常から切り離された空間はとても集中しやすいです。1泊2日で、一人で取り組むスケジュールの例を付録3に書いています。ぜひ参考にしてみてください。

人生を振り返るときは、過去に通っていた場所に行くこともおすすめです。当時の記憶や感情を呼び起こすヒントになります。

「自分と向き合う日」を決めてスケジュールに組み込もう

旅に出るほどの日数をとれない方も、せめて半日は時間をとり、静かに自分と向き合ってみましょう。

「今すぐにはできない」という方は、来月でも再来月でもかまいません。土日祝の休日をつかったり、休みをとったりして自分と向き合う日を決めましょう。その日は他の予定が入らないようにして、どんな予定よりも優先する気持ちでいることが大切です。

自分と向き合う時間は一人のほうが深く考えることができますが、一人だとどうしても難しい方は、友人や知り合い、同僚や先輩などを誘って一緒にやってみるのもいいでしょう。

SNSで検索して「5マス式キャリアマップ」のワークショップを探したり、自分から投稿して一緒にやる人を募集したりするのもおすすめです。職場の研修や課外活動として提案するのも1つの手です。

まとめ

●自分と向き合うための時間をスケジュールに組み込もう

●いつもと違う場所に行くか、誰かと一緒にやってみよう

コラム1 僕の人生は「人に会いにいく」ことで変わった 〜同期100人全員に話を聞いて〜

僕が副業をはじめたきっかけ

僕が副業をはじめたのは、大学を卒業してリクルートに入社したのとほぼ同時でした。

なぜ副業をはじめたかというと「学生のうちに起業してみたかった」からです。というのも、リクルートの内定式で出会った100人ほどの同期のうち、だいたい3割がすでに起業していたのです。

「学生のうちに起業?すごい!」と思った僕は、真似してすぐに起業しました。

せっかく会社を作ったのなら何か事業をしようということで、いろいろやってみることにしたのが僕の副業のはじまりです。同期との出会いは人生のターニングポイントとなりました。

同期100人全員に会いに行き、話を聞いた

そもそも、なぜ100人の同期のうち起業している人が3割いるとわかったのでしょうか。

実は、同期の100人全員に会いに行って話を聞いたのです。内定式でも顔をあわせていますが、さすがに当日に全員と話をするわけにもいきません。内定式から半年くらいかけて直接会いに行き、じっくり話を聞きました。

当時の僕は大学で研究ばかりをしていて、外との交流がほとんどありませんでした。リクルートで同期として働く同じ大学生が、こんなにも面白い活動をしているのかと衝撃を受けたのです。

同期がどんな人たちでどんなことをしているのか、一人ひとりにゆっくり話を聞きたい。その欲求に素直に従って会いに行ったのでした。

人との出会いで人生が変わることがある

お酒を飲みながら話を聞いた相手もいます。通っている大学におじゃまして、一緒に講義を受けさせてもらったこともあります。

なるべく具体的に知りたいと思ったので、できるだけ相手の日常におじゃまさせてもらう形で会いに行きました。相手の日常で話を聞くと、人生をより鮮明に「体験」したような気分になります。

このように、100人のもとを訪れてじっくり話を聞いたおかげで、同期の3割が起業していることを知りました。これに衝撃を受けて自分も起業したのが副業人生のはじまりですから、同期100人に会いに行くという経験は、間違いなく僕の人生を変えました。

ちなみに、作った法人でどのような事業をするかについても、すでに起業している同期30人の取り組みが参考になりました。

すくなくとも3人には話を聞こう

その後の人生でも、何か新しいことをはじめようしたときや知りたいことがあるときは、そのジャンルに詳しい人や関連する場所を探し、人に会いに行くことを続けてきました。

最初はそのジャンルについての知識がなくても、だいたい30人くらいに会うとかなりの知識が身につきます。30人はすこし多すぎるとしても、すくなくとも3人には話を聞くべきだと考えています。人によって知識や経験に偏りがあるので、1〜2人ではまだ少ないという印象です。

人に会いに行くメリットは、知識を得られることだけではありません。一度できたつながりはその後も役に立ちます。SNSなどでその後の活動をフォローすることもできますし、後から思い出して連絡をもらえることもあります。もらったアドバイスをもとに自分が実際にプロジェクトをはじめたときには、喜んで反応をしてもらえるかもしれません。

ちなみに、自分から人に会いに行くだけでなく、僕は基本的に声をかけられたら断りません。もちろん、相手のプロフィールを調べた上で、ネットワークビジネスや宗教の勧誘などのあやしげな話がありそうな場合は断ったり、目的が不明確だと思った場合は避けたりしますが、いったんは話を聞いてみるつもりでいます。

また、話を聞いた後に自分で判断できないことは、その分野に詳しい知り合いに意見をもらいます。そうすれば知識と経験がたまっていきます。

「人と会う」ことには、人生を大きく変えるパワーがあります。

『未来は5マスで考える』書籍紹介

「一人ひとりの可能性をもっと世の中に!」をコンセプトに、副業で複数の事業を起業し、数万人と出会いキャリアを応援してきた筆者が提唱する「5マス式キャリアマップ」

5マスのキャリアマップと18枚のワークシートで、小さなプロジェクトのアイデアを見つけて、「やりがい」と「お金」を両立する自分らしい人生を実現しよう!

未来は5マスで考える

※印刷用のワークシートは こちら からダウンロードできます

『未来は5マスで考える』目次

はじめに

プロローグ あの人はなぜ「自分らしい働き方」を実現できるのか

会社に人生を捧げるだけの時代は終わった
「自分らしく働いている人」をイメージしてみよう
「やりたいこと」ベースではじめる”小さなプロジェクト”
本業を持ちながら別のことに取り組むメリット

第1章 「5マス式キャリアマップ」で自分らしいキャリアを描こう

「5マス式キャリアマップ」とは
5マス式キャリアマップでキャリアの種をみつける方法
小さなプロジェクトの実現に必要な5つの力
「つながる力」が大事な理由
自分を振り返る時間をつくろう

コラム1 僕の人生は「人に会いにいく」ことで変わった 〜同期100人全員に話を聞いて〜

第2章 過去と現在を振り返って「あなたのキーワード」をみつけよう

キャリアの可能性の扉を開こう
ワーク1 自己紹介シートからのキーワード連想
ワーク2 人生のキーワードのリストアップ
ワーク3 人生のモチベーショングラフ
ワーク4 「自分のため」になった瞬間リスト
ワーク5 「誰かのため」になった瞬間リスト

コラム2 「小さなプロジェクト」をいくつも経験して“やりたいこと”を極めていった 〜イベント開催、沖縄への教育実習生派遣、高専生の就職支援〜

第3章 やりがいとお金を両立する「キャリアの種」をみつけよう

自分の可能性に気づく旅へ
ワーク6 「人生の4つのL」で描く未来のビジョン
ワーク7 キーワードの整理
「自分のため」か「誰かのため」かを見分けるヒント
ワーク8 各マスで共通するキーワード探し
ワーク9 「自分のため」と「誰かのため」の両立
オリジナリティのあるテーマに発想を広げるヒント
ワーク10 新たにはじめることリスト
プロジェクトを小さくはじめるヒント
ワーク11 新たにやめることリスト
ワーク12 「どうしてもやめられないこと」の見直し

コラム3 「想いを共有できる場」をもつと夢はどんどん実現していく 〜ビル1棟でコミュニティづくり〜

第4章 「お金」と「収益化」について考えよう

ワクワクするものにお金を使おう
経験することに価値がある
お金は「ありがとう」を形にしたもの
やりがいとお金を両立する収益化のコツ
知っておくと役立つ「ビジネスモデルの基本形」

コラム4 出会いとつながりを120%活かすための「メモ習慣」 〜なぜアイデアが次から次へとわいてくるのか?〜

第5章 行動しながら自分らしいキャリアを実現しよう

実際に行動しながら形にしよう
「副業禁止」でも、お金をもらわずにはじめてみよう
ワーク13 お手本となる人や商品・サービスのリストアップ
ワーク14 企画提案書の作成
ワーク15 「お客さん」探し
ワーク16 「仕入れ先」探し
ワーク17 タスクの洗い出し
ワーク18 振り返りと改善
小さなプロジェクトがうまくいった先の選択肢
アウトソースするほどプロジェクトは成長する

コラム5 想いを「ビジョンシート」にまとめ、どんどん人に会いに行こう 〜人とつながれば、なんだって実現できる〜

付録1 プロジェクトをはじめるときによくある質問
付録2 プロジェクトの成功に必要な業務と外注先
付録3 ワークに取り組む時間割の例

おわりに

感想やコメントをお聞かせください!

本書の感想は、ぜひAmazonのレビューなどでコメントしていただけたら嬉しいです。積極的に声を取り入れて、よりよいものに改善していきたいと考えています。
また、ブログやSNSなどでの投稿も大歓迎です。「#未来は5マスで考える」とつけてください。ワークシートの内容や、取り組みに対するコメントなどをみつけたら、弦本からも積極的にフォローし、応援をさせていただきます。

もちろん僕に直接ご連絡をいただいても喜んでお手伝いします。

未来は5マスで考える

※印刷用のワークシートは こちら からダウンロードできます

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本書に関連する講義を法政大学キャリアデザイン学部にて行いましたので、あわせて参考にしていただけたら嬉しいです!

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。